【叱るパワハラ講演84話】他人からの強制よりも強いものとは 2020 4/14 パワハラ対策 2020年4月14日 「〇〇しなさい。」 誰かから強制されることを 好む人は、少ないと思います。 だからといって、強制する事が 全部悪だという訳ではありません。 例えば、幼児を躾けることは 社会的ルール、一般素養を 教える事は、集団生活を円滑に 送る上で大切なことです。 しかし、物事の分別がつく 年齢になれば、強制される よりも、自律して行動を選択 したいと思うものです。 そう、自分で自分を律する。 これが、倫理観です。 誰かに強制されなければ 自分の行動が止められない というのは、思考停止。 自分で考えることを 放棄してしまう。 それは、自分の意志を 放棄し、他者に盲目的に 従うということですから、 まことに恐ろしいことです。 そうではなく、自らの 意志で判断し行動する。 その際の判断軸が 「倫理観」です。 「倫理観」のレベルが民度だと思います。 民度が高いと、強制されなくても 安全安心な社会を築くことができます。 誰だって、自宅に勝手に 他人が不法侵入してくるような 社会は嫌ですよね。 では、どうしたら、高い「倫理観」は 身につくのでしょうか? 残念ながら、生まれた時に 標準装備されたものではありません。 もちろん、資格取得できるものでもないですし、 まして、認定書発行でもありません。 「最短最速で稼げる〇〇ツール」 とかの怪しい学習方法とは 全く異なる世界観の教養です。 「倫理観」を身につける ためには 教育以外にはありません。 さて、今現在、医療関係者をはじめ 専門家の方々が命を削って 感染症対策に動いて下さっています。 その苦労を思えば、不要不急とはいえ、 こうして暮らせているのは まことにありがたいことです。 普段は、命あることが 当たり前だと思えていた。 意識の背景に沈んで いたことが、 こうして非常事態になれば、 普段考えないことに 思いが至ります。 普段は、背景に沈んでいた、 1人1人の当たり前の認識基準。 これが、非常時に炙り出されるのです。 それが、「倫理観」です。 さて、組織で問題勃発する時、 多くの場合、 「まさか、そんな事しないだろ!」 例えば、 企業情報をうっかり SNSでつぶやいてしまった。 上司の移動つまり社内の人事異動について、公表前につぶやいた。 会社のロゴが入ったユニフォームを 着て、業務時間中に写真アップ してしまった。 怒りの感情が湧いてきて 衝動的に相手にぶつけて しまった。 これら全て「倫理観」の欠如です。 「責任感」より上位概念に 位置付けれるのが「倫理観」です。 「倫理観」を身につけるには 本人の自発性を待つのか? いえ、組織に所属したからには 組織が責任を持って教育する 必要があります。 そして、「叱る」とは、 ある種の強制力を 働かせることであります。 だからこそ、叱る側に必要なことは、 権力ではなく「倫理観」です。 自分を律することができる人が 相手を動かすことができます。 教育は、一朝一夕で身につく ものではありません。 長期視点で日頃からの育成しているかどうか、いざという時に明暗が分かれますね。 ではまた。 =========== ■このメルマガを自社内で共通認識につかいたい と、思われた方は、ご紹介して下さいますと嬉しく存じます。 メルマガ登録は、こちらからどうぞ。 https://qrm.y-ml.com/form_if.cgi?id=shikari ■叱りの達人 河村晴美プロフィール https://shikarinotatsujin.com/profile/ =========== ■河村晴美の仕事の美学 『志事(しごと)とは、自分の存在価値を 最大化して、世の中に貢献すること』 ■叱りの達人協会の理念 『叱るとは使命感の愛』 ■有限会社ハートプロの理念 『日本のビジネスに、知と美と誠実さを』 講演、研修のお問合せはこちらからどうぞ。 あわせて読みたい お問い合わせ 【お問い合わせ・ご相談はお気軽に】 よくある質問はこちらをご覧ください。 よくある質問 フォームからのご質問:24時間受付中です。どんな些細なことでも疑問に感じる... ]]> パワハラ対策 よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! URLをコピーしました!