「私はダメな人間です」と言う人がいます。

 

そのような人は「自分に自信が無い」とも言ったりします。

 

そして、「このような自分が嫌い」と思うようです。

 

と、先日、「私はダメだ」という人から相談されました。

 

そこで、伝えました。

 

「あなたがダメと言う根拠は何か?」

 

と聞きましたところ、自分の「ダメ」なところを自己分析して話てくれました。

 

それは、素晴らしい視点だと伝えたのです。

 

一方、こうも付け加えました。

 

「ダメだから自分が嫌いだ」と、安直に因果をむすびつけない。

 

ダメということと、嫌いということは別問題です。

 

河村は、「自分を好きになる」感情論は、ノータッチです。

 

しかし、「ダメ」を思考解体するのは、面白そうだなと思い、話に付き合いました。

 

「ダメ」だと考えているということは、何かと比較しているんですよね。

 

その何かとは、自分の「理想の状態」なのではないでしょうか。

 

つまり、差異を発見しているのです。

 

それすなわち、自分を俯瞰しているのです。

 

そして、私は続けました。

 

「ダメを放置しているのが一番ダメです」

 

ダメを分析した時に、ダメは2種類あります。

 

低いレベルのダメは、自分を放棄してあきらめること。

 

実は、これは言い訳、自己正当化、お手上げし放棄しているのです。

 

では、高いレベルのダメとは何か。

 

それは、今の自分に甘んじず、自分を突き放して否定し、自分の常識を疑い、まだまだだと鼓舞する。

 

これが、レベルの高いダメということです。

 

なので、「ダメ」のレベルを高めることが、成長です。

 

あらためて、「ダメ」の定義は何か?

 

河村晴美の私論です。

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「ダメ」とは、スパークする種
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安直になぐさめてはいけません。スパークする種を見逃すのは、もったいないです。

 

なので、その方へ伝えしました。
「ダメ」なところをとことん言語化してみよう、と。

誤解しないで下さいね。

 

ダメな自分を責めても、何も生まれませんし、メンタルが下がるだけなので、無駄です。

 

精神論ではなく、思考する。

 

「ダメ」なところを明らかにして、対極にある理想の状態も言語化する。

 

その差異を列挙する。

 

そして、それを行えば良い。

 

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「ダメ」とは、スパークする種
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ダメをアウフヘーベンさせる人材育成、実は叱り方理論の一部です。

 

*アウフヘーベンとは、ヘーゲル弁証法の言葉です。

テーゼ(安定):正解、世間の常識、自分の固定概念など

アンチテーゼ(否定):それは本当か?と疑うこと

ジンテーゼ(統合):思考を昇華して鰓得た、一段上の良き答え