コロナ禍入社の新入社員は幸運である

 

『日経ビジネス』にて、コロナ後の新入社員の今後の成長について

特集されていました。

 

多くの人達が関心を寄せる所以ですね。

 

2020年4月に新卒入社した新人たちは、例年とは全く異なる環境であったのは、

多くの方が知る通りです。

 

人事担当者、新人育成者の声として、よく聞きます。

 

「職場の上司や先輩とコミュニケーションが不安だろう」

「例年と異なる状況だから、かわいそうだ」

 

さて、なぜこのように考えるのでしょうか?

 

少なくとも、2つ考えるポイントがあると思うんです。

 

1つ目は、今年が特殊環境であったということ。

 

昨年までは、毎年全く同じ状況があったのかどうか?

 

よく考えてみて下さい。過去これまで、全く同じ状況なんて

無いですよね。

 

もし「あった」と言う人がいれば、認識の解像度が粗いだけです。

 

昨日と今日が同じ時間割であったとしても、同じ仕事を取り組んでいた

としても、全く同じなってあり得ません。

(変わり映えしないなあ・・・)

 

変化に気づいていないだけです。

 

全く同じ一日なんてありませんから。

 

なのて、今年が例年と異なって特殊だったのではなく、コロナ

という初めての出来事があったということだけです。

 

2つ目は、「かわいそう」について。

 

一見すると、愛情があるために発動される感情のように

感じるかもしれません。

 

しかし、どんだけ上から目線なんだと思いませんか?

 

「かわいそう」は哀れみだったり、なぐさめだったり。

 

新人と言えども組織で一緒に仕事をして成果をあげる仲間です。

 

仲間として対等に相手の存在に敬意を評する。

 

その向き合い方として「かわいそう」は河村は違和感を感じます。

 

まあそうは言っても、受けとめ方は人それぞれですね。

 

ただし、1点注意して下さい。

 

「かわいそう」となぐされめてもらいたいは、依存心です。

 

そして、依存心は能力発揮の邪魔をします。

 

このような組織風土が成果を出す覚悟も責任も無い空気を作り出してしまうのです。

 

このような組織風土を作ってしまったのは、上司の間違った気遣いなのです。

 

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「かわいそう」が依存心を助長させる

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部下育成は、目先の利益(まぐさめたい・守ってあげたい・楽にしてあげたい)に

からめとられると、本来の目的である部下を成長させる志向をブレさせてしまい

かねません。

 

ぜひ、注意しましょう。

 

そして、結びに。

 

そもそも、社会変化は当たり前ですし、その流れを止めることはできません。

 

むしろ「変化こそ日常」の臨場感を上げる好機会と意味づけることが大事です。

 

私は、新人研修した企業様へこうお伝えしました。

 

「今年の新人はラッキーですよ。

 社会はいつだって自分都合で動くことはなく、いつも理不尽なものだって

 皮膚感覚が醸成されたのですから。

 

 自分ではままならない、社会の構造によって自分の人生の予想も夢も目標も

 スケジュールも、全て軌道修正を余儀なくされるということが体感できたのです。」

 
それは、新人のみならず、新人以外の全員に当てはまることですね。

 

むしろ、こういう時にこそ、ベテラン社員が普段使っている表現

 

「背中で見せる」

 

つまり、生き様、人生の矜持を示す出番なのではないでしょうか。

 

いつだって社会は変化しています。

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変化は日常

昨日と変わらない今日を過ごすことに危機感を
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ということで、コロナ禍の新人は例年稀に見るラッキーな新人なのです。

 

上司は「かわいそう」がメンバーの依存心を助長させる落とし穴に注意しましょう。