コーチ・コンサル・セラピスト・講師さんが陥りがちな見立て違いとは
あなたは、こんな経験ありませんか?
「せっかく、素晴らしい解決策を教えてあげたのに、どうして取り組まないんだろう」
相手のために、最善の解決策を思いついて、最高のアドバイスをしたのに、実行しないなんて、本当にもったいない…
このように思ったことはありませんか?
なぜ、人は「解決策」を提示されても動かないのか
私は、今まで多くの、コーチ・コンサル・セラピスト・講師さんを見て感じました。
(人一倍努力している、能力は高い、でも、それがクライアントさんへ伝わっていない・・・)
何か大事なことが、クライアントさんへ伝わっていないのです。
それは、提供側の価値が、受けとめる側にとって望む価値として、等価されていないということでした。
・相手の目標達成
・ビジネスがうまくいくためのアドバイス
・同業他社から一歩抜きん出るブランディング…
実行すれば、相手の夢が叶うのに、どうして実行しないんだろうと、とても残念な思いを抱き続けていました。
私が荒唐無稽なことを言っているのか?
いやいや、河村晴美は、地に足のついたリアリスト、現実主義者。
なので、無茶ではなく、具体的な実行策を伝えているのに、なぜ実行しないのか?
実は、人が動くためには、いきなり「解決策」を言ってもダメなんですよね。
人は「なぜ、それを実行しないといけないのか?」理由がわからないと動けない。
この一番大事なことに気づいたのが、今から3年前です。
それから、一気に、経営者や個人事業主の方へのブランデイングで成功の支援がうまく回り始めました。
みるみる人が動き始める王道ステップ
人が、みるみる動き始めるには、王道のステップがあります。
いきなり「こうすれば、うまくいきます」と言っても、相手は動かないのです。
では、その王道ステップとは何か?
✅みるみる人が動き始める4つのステップ
Step1:悩み Step2:盲点 Step3:解決策 Step4:未来
1つ1つ解説しますね。
Step1:悩み
相手の悩みに寄り添い、共感を示します。
例えば、「こんな悩みや困ったことは、ありませんか?」と問いかけます。
Step2:盲点
あなたが、今うまく言っていないのは、こういう理由があるからなのです。
実は、あなたは気づいていないかもしれませんが、こういうことが原因でうまくいっていないのです。
など、相手が見落としている問題を明らかにして、解説します。
Step3:解決策
ここでようやく、解決策を提示します。
「こうしたら良いですよ」
Step4:未来
解決策を実行したら、こんな良いことがありますよ!
未来への望みを示して、相手が動きたくなるように背中をそっと押す感じです。
相手と自分の見立てのギャップに気づこう
いかがでしたでしょうか?
4つのStepの中で、相手とあなたの一番大きなギャップは、何だと思いますか?
それは、Step2の原因ではないでしょうか?
とかく、コーチ・コンサル・セラピスト・講師さんは、豊富な経験と専門知識で、とびっきりの解決策を提示しようとします。
しかし、相談者が解決策と思っているのは、Step2の原因の特定であり、原因を解説してくれることなのです。
「なぜ、今の状況になっているのか?」
ここをバシッと言い当てると、相手は「この先生、私のことをわかってくれている!」
と一気に信頼するのですね。
コーチ、コンサル、セラピスト、講師の腕の見せ所
コーチ、コンサル、セラピスト、講師の腕の見せ所は、Step2「原因の分析・特定」です。
河村晴美は、ここに気づくまでに20年もかかってしまいました。
まとめ
専門家ゆえに、知らず知らずのうちにハマってしまう沼があります。
あなたが(せっかく良きアドバイスをしたのに…)という悲しい徒労と落胆に陥ってしまうことは、実にもったいないことです。
ぜひ、今回のことを参考に、あなたのセッションや講座がお客様を理想の未来へいざなっていかれますことを心より応援しております!
では、今日はこのへんで!
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