【自立自走する人材の育て方】 他人のアタマで考えよう
なぜ、思考の枠が広がらないのか?
よく上司は部下メンバーへ「自分のアタマで考えろ!」と言います。
すると、部下メンバーから
「自分なりに考えました」と言われませんか?
その答えが、上司が望む内容であれば、OKですが、NGだと、上司は怒り心頭に発して
「その程度のレベルで良いと思っているのか!」と思わず声を荒げたりしませんか?
この一悶着が、勃発する原因は、何でしょうか?
それは、そもそも部下メンバーが自分の頭で考えているから起きてしまっているのです。
自分のアタマではなく、他人のアタマで考えよう
自分のアタマではなく、他人のアタマで考えよう
自分のアタマで考えると、どうしても、エゴ丸出しになってしまうんですよね。
つまり自分が起点になってしまいます。
人間は、自分に甘いんです。
これは、どうしたってあらがえない事実。あなたも私も同じです。
だからこそ、自分ファーストを捨てて、強制的に、相手ファーストに思考を切り替えるのです。
自分のアタマで考えるデメリット、相手のアタマで考えるメリットを以下にまとめてみました。
✅自分のアタマで考えるデメリット
・自分に都合の良いロジックを組みがち ・自分に都合の良い情報しかキャッチアップできない ・独りよがりの判断になる ・他人のありがたい苦言を無意識に拒絶してしまう
✅相手のアタマで考えるメリット
・自分よりも、高い視座で物事を見ることができる ・相手の考えそうなことを先回りして考えることができる ・相手が言いそうな反論に対して、想定問答を作ることができる ・相手にとって、お得な話から入り、心を開いてもらうことができる
念のために、お伝えしておきたいことがあります。
それは、相手のアタマで考えるということは、決して、相手の考えに迎合しなければいけないということではないのです。
相手のアタマで考えるとは、相手に迎合することではない
むしろ、相手の脳内に入り込んで、好みや思考のパターン分析する感じです。
相手のアタマのブラックボックスを解析する
相手の判断の根拠となっているブラックボックスを、あきらかにすることです。
これができたら、最高だと思いませんか?
・なぜ、相手は怒っているのか?
・なぜ、相手はGOまたはNGと判断したいのか?
・なぜ、相手は、それが好き(または嫌い)なのか?
「どうして、そんなことをするのか?(言うのか?)」
その理由が、クリアにわかる。
つまり、相手に翻弄されることがなくなるのです。
これって、最高だと思いませんか?
相手に振り回されない
「なるほど、だから相手はこうしたのか」
相手のアタマで考えることで、今まで理解不能だったことが、ようやく自分でも腑に落ちました。
こうして、やっと、自分のアタマで考えることができるレベルに上がったのです。
相手の思考パターン、判断の背景が理解できた。
で、私はどうする?
ここで、ようやく「自分のアタマで考えて、自分で決める」ができるようになるのです。
他人のアタマで考えると、自分のアタマで考えた判断のレベルが上がっている
そう、最後は、自分のアタマで考えて、自分で決断することが大事ですよね。
自走できる人材の条件とは
自走できるようになるための条件とは
それは、自分のアタマを、いついつまでもバージョンアップさせていくことです。
周囲に迎合するのではなく、相手のメリット・デメリットを突き詰めて考えることで、相手の思考パターンを分析する。
その上で、自分の出方を決めることです。
現代は、組織も、社会も、複雑に入り組んでいます。
一筋縄ではいきません。
網の目構造のように入り組んだ人間関係、利害関係、それらを俯瞰して、どう自分が打って出るか。
いずれにしても、自分の人生。謳歌しないと損ですよね。
あなたは、自分を活かしきるために、後悔しない人生を歩んでいますか?
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