【成果を出させる上手な叱り方】上司の常識は部下の非常識

 

先日、とある製造業の企業様にて、コーチング研修をさせていただきました。

 

ご参加者は、管理職の方30名。

 

あるエピソードを話したところ、マスクしたお顔のご参加者皆さんが、大きく首を縦に動かしたのです。

 

「それ、あるある!」

 

まるでご参加者の心の声が会場に木霊したかのように、心に届きました。

 

その話というのは、あなたも想像してみてください。

 

 

職場でよくあるシーンです。

 

上司が部下メンバーへ

 

「これ、頼むね。しっかりやっといてくれよ」

 

と頼んだのに、仕上がりのレベルが想定とちがうことってありませんか? 

 

そう問いかけたのです。

 

なぜ、上司の言葉が部下へ伝わらないのか?

 

部下に頼んだ仕事の品質について

 

なぜ、上司が想定したレベルで、部下は仕上げてくれないのでしょうか?

 

残念なお話ですが…

 

それは、上司が伝えたつもりだけど、部下には伝わっていなかったのです。

 

伝えたつもりは、伝わっていない

 

コミュニケーションが取れていない原因は、「大丈夫!伝わっているはず」という根拠なき信頼によるものなのです。

 

何が、あなたを「伝わっているはず」と思わせているのでしょうか?

 

同じ言葉を使っているから?

 

部下とは、以心伝心(のはず)だから?

 

しかし、ちょっと待ってください。

 

それって、何を根拠として判断しているのでしょうか?

 

相手も自分と同じように、言葉の意味や解釈をしているにちがいない。

 

立ち止まって考えてみると、実にあやふやな思い込みの上に立脚していると思いませんか?

 

✅伝えたつもりが、伝わっていない原因

言葉の意味、定義、解釈は、人それぞれで異なる

 

「これ、頼むね。しっかりやっといてくれよ」

 

言語分析してみましょう。

 

・「これ」:上司が示した範疇と、部下が解釈した範囲が同じとはいえません


・「頼むね」:上司が部下へ託した思い、理由、重要性、重みなど、部下も同じように解釈したとは限りません


・「しっかり」:この言葉は本当に厄介です。人それぞれレベル感は全く異なります


・「やっといて」:どこまでの範疇を任せたのか? どこまで任されたのか? 部下が理解できるでしょうか?

 

常識とは、偏見の累積

 

常識とは、18歳までに積み重なった、偏見の累積でしかない

 

これは、アインシュタインの言葉です。

 

常識とは、本人にとっては当たり前かもしれませんが、世界標準の絶対的なものではありませんよね。

 

つまり、自分の常識は、相手の非常識くらいに、違うということなのです。

 

相手の思考パターンを読んで伝えよ

 

組織においては、上司が力をもっています。

 

なので、上司は部下メンバーが自分に合わせるべきであると思いがちです。

 

しかし、それって、今まで機能してきたのでしょうか?

 

オレに合わせろ!

 

と、まるでドラえもんのジャイアンのようなふるまいをしてしまうと、現実の世界では、パワハラと言われかねません。

 

では、上司はどうしたら良いのでしょうか?

 

それは、部下メンバーの思考そして行動パターンを観察して、相手に合わせて伝えることです。

 

部下メンバーは、何を言われると、自ら進んで取り組むのか?

部下メンバーは、普段からどのような思考のクセがあるのか?

部下メンバーが、行動と止めているトゲは何なのだろうか?

 

ふるまいや態度に表れている視覚情報から洞察する。

 

そして、使う言葉を手がかりにして言語分析をしてみる。

 

すると、部下メンバーの志向や価値観があぶり出されてきます。

 

それを尊重して、コミュニケーションをとると、本人が自発的に動いてくれる可能性が高まります。

 

部下メンバーを動かす要諦

 

いかがでしょうか?

 

「なんだか、面倒だな」

 

そう思いましたか?

 

その通りです。

 

人がそう簡単に動くわけがないのです。

 

みくびってはいけません。

 

年下だから、部下だからって、相手を軽んじている気持ちが態度に表れます。

 

役職は単なる役割です。

 

部下メンバーを含む全ての人へ、敬意をはらうことです。

 

自分を軽んじる人の言うことは、誰もききません。

 

自分を重んじてくれる人、敬意をはらってくれたなら、心を開きます。

 

相手を敬い、動いてくれらたら感謝を示す。

 

誠実さを示すことは、無敵ですね。

 

自分の常識は相手の非常識

 

ここを出発点として、相手へ敬意を払い、耳を傾けた上で、部下メンバーへ指示を出してみてください。

 

部下の反応が変わる可能性が高まることを実感してみませんか?

 

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