尊敬するステキな大学教員の女史よりお声がけいただきまして、春の池坊展 を鑑賞してまいりました。
昨日の雨とうってかわり、本日は快晴。
春の京都はどこも観光客で大賑わいでした。
池坊といえば、生花の最高峰の団体です。
歴史は古く、そもそも花を活けるという行為が始まったのは、神を敬う時に花を手向けることが発端とのこと。
だからこそ、聖徳太子を祀る六角堂のとなりに、ドドーンと池坊の本部のビルがそびえ立っているんですね。
花道、書道、日本伝統文化の真髄とは何か?
池坊展で、教授といわれるお歴々の作品を観て気づきました。
美しさとは何か?
それは「間」です。
西洋のフラワーアレンジメントは、ギッチギチに盛り込み、ゴージャスに仕上げることで豊かさを演出しています。
一方で、生花は、わざとスカスカにしています。
その空間、間合いにこそ、未完の完成を意図して、進化し続ける姿を示しているのですね。
「間」に美意識が宿る
生け花はもちろんですが、わたくしが3歳からたしなんでいる書道も、墨文字と紙の「間」のバランスが美しさを極めます。
生け花や書道は、空間の「間」を通して、美意識を磨いてくれます。
能楽は、リズムという時間の「間」を重んじています。
茶道は、空間と時間の両方の「間」を演出しているなあと感じます。
仕事のできる人は、脳に余白を設けている
さて、この「間」をビジネスで大いに活用している人たちがいます。
それが、経営者や成功者です。
いわゆる、仕事ができる人たちです。
ビジネスの文脈で「間」がわかりにくい場合は、「余白」というとしっくりするかもしれません。
仕事のできる人は、脳に余白を設けています。
頭に「余白」を設ける方法
仕事のできる人は、頭の中の「余白」をどのように管理しているのでしょうか?
✅頭に「余白」を設ける方法
①振り返りの時間を設ける ②なぜ?とつまり?で深掘りさせる ③あそびをつくる
①振り返りの時間を設ける
実践は大事です。
しかし、その実践から学びを抽出しないと、やりっぱなしになるだけで成長がありません。
成長し続ける人は、実践してすぐに振り返りを行っています。
振り返りこそ、成功の源です。
うまくいったことは何か?
なぜ、うまくいったのか?
うまくいかなかったことは何か?
何をすれば、次はうまくいくのか?
そう、これはセルフコーチングです。
振り返ることで、失敗を成功の布石に変えていくのです。
②「なぜ?」で深掘り「つまり?」で結晶化する
「なぜ?」を5回繰り返すことで、真因を明るみにすることができる。
トヨタの改善方法で言われています。
「なぜ?」は、課題に到達する思考を鍛錬してくれますね。
そして「つまり?」は、広がった思考を、1つに集約してくれます。
余計なことを削ぎ落として、1点に結晶化してくれます。
賢い人はシンプルに考えるという所以です。
③あそびをつくる
ギッチギチに詰まっていると、自由度がないですよね。
がんじがらめは、発想が広がりません。
人間関係も思考も、絡まってしまっていると、息ができずに酸欠状態になってしまいます。
このような状態では、生産的な解決も、自由な発想も生まれません。
だからこそ、あそび、つまり余白を設けませんか?
かたくなになっていた思考が解けたら、問題解決ではなく、実は問題そのものが消えてなくなったということもありますよね。
問題解決ではなく、問題解消という道もある
まとめ:なぜ、教養が大切なのか?
仕事のできる人は、教養を高めることにも余念がありません。
それは、単なる気分転換や気晴らしに、美術館へ行くというレベルではないのです。
教養こそ思考力を磨いてくれるからです。
問題が起きている同じレベルで見ていても、解決されないのです。
一段上で俯瞰することで、問題解決の糸口が見えてきます。
問題解決のために、抽象度を上げる
すると結果的に、人格も磨かれるということです。
教養をつけると、抽象度が上がる
抽象度を上げるために、思考を磨く
思考を磨くと、人格も磨かれる
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