「やる気を出せ!」靴音で威嚇するパワハラ女上司の涙

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なぜ、やる気をテーマにしてしまうのか

しかしながら、悲しいほど機能しない言葉だと思いませんか? だって、「やる気を出せ!」と言われて、やる気が出るのでしたら、とっとと行動して結果を出しているはずですから。 では、なぜ言っても効果が出ない言葉を、上司は言ってしまうのでしょうか? 理由は、言語化することから逃げているからです。

「やる気」はなんとなく都合がよい言葉

やる気というフワッとした表現で、何となく丸め込める気がするんですよね。 やる気の有無または高さについて、上司はどのように評価するのでしょうか? 実体のないことについては、客観的評価はできません。 主観的な判断は、上司が部下に対する好き嫌いという個人的感情になってしまいます。 仕事における評価はは、当然ですが、客観的指標に基づくことが重要です。 この原理原則がないと、部下からは信頼されずに、組織へ不信感が高まります。 やる気の有無ではなく、目標達成への成果を出しているかどうか、これが仕事で評価されることです。

人を動かす原動力の方程式

人を動かすのは「やる気」ではありません。 では、成果を出すために、人を動かす原動力とは、何でしょうか? 因数分解すると、危機意識と悔しさ、そして自尊心と考えます。

1、危機意識について

危機意識とは、現状に甘んじないこと。現状維持に危機感をもつということ。 カタカナで言うと、リスクリバーサル。あらかじめ、危機を予期して、今のうちから手を打っておこうということです。 この考え方ができる人は、安全は無料(タダ)ではないということをよくご存じですね。 製造業では、臨場感高く、理解できると思います。

2、悔しさ

「怒る」は、喜怒哀楽の1つであり、本能的な強い感情なので、情動とも言われます。 本能的ということは動物的な原始的感情です。 しかし、「悔しさ」は、動物は持ち得ない感情です。 「悔しさ」は、他者への攻撃ではなく、自分を高めていく原動力に活用できるのです。

3、自尊心

自分を価値ある存在だと認識することです。 部下自身が自尊心をもつために、上司は部下へ敬意をもって接することが必須です。 部下へ敬意をもって接することができていれば、パワハラ問題は起きないのです。

■まとめ:価値ある自分のために

人を動かす原動力=危機意識+悔しさ+自尊心 この方程式は、りの達人協会オリジナルの概念です。 人それぞれに、自分を動かす源があることでしょう。 そのエンジンを言語化するだけでも、自己認識が深まりますね。 ぜひ、あなた自身を動かす源を見つけてみて下さい。 そして、あなたの大切な部下へ、人を動かす方程式を活用してみませんか。 叱りの達人協会 パワハラ対策専門家 河村晴美]]>

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