【リストラ回避の意外な王道】能力が低い部下を排除すると上司は損する!

目次

古畑任三郎に学ぶ部下との関わり方

田村正和さんが演じるテレビドラマ「古畑任三郎」は、90年代に大人気をはくしました。(フジテレビ系列) 警部補の古畑任三郎の卓越した推理力で犯人を当てていくのですが、部下に「今泉くん」がいます。 西村雅彦さんが演じる「今泉くん」は、とってもコミカルで良い味を出しています。 しかし、実際に「今泉くん」のような部下があなたの下にいたら、どうでしょうか? テレビを見て笑っているような呑気な気分ではいられないはずです。 今の時代、デコピンしたらパワハラと言われるかもしれませんので、余計にやっかいです。

能力の低い部下との関わり方を間違ってはいけない

能力の低い部下がいると「イヤだな」「面倒だな」「貧乏くじを引いた・・・」と思う上司は多いです。 一方で、このような状況であっても、心優しい上司は「いやいや、そう思わずにほめよう」と思うかもしれません。 実は、どちらも現実逃避なのです。 ビジネスにおいては、逃げずに現実を直視すること。 つまり、能力の低い部下を冷静に観察して、育成するしかないのです。

能力の低い部下を排除すると上司が損する

能力の低い部下を、放置、放棄、放任すると上司が損をします。 ✅能力が低い部下を排除する上司のデメリット
・マネジメント能力が磨かれない

・部下育成能力が低いために社内評価が下がる

・上司としての存在価値を示せないのでリストラ対象になる

能力の低い部下との関わり方

「まずは、部下を信じて任せてみる」 たしかに、部下育成において大切です。 だからといって、進捗状況でアドバイスなどの介入を絶対してはいけないことはないのです。 放任と委任は全くちがいます。 上司は、部下に任せっぱなしは、確かに危険すぎます。 上司は、リスクマネジメントができていないですし、上司の仕事放棄とみなされかねません。 おこなうべきことは、 先回りして、部下の失敗を「想定内」にしておくことなのです。

能力の低い部下の育成にはネガティブシミュレーションを準備

部下が失敗したら 「なんでそうなるんだ!」(怒) ではなく 「そうきたか!」(驚) と言い換えましょう。 そして、事前にネガティブシミュレーションしていた対応策を部下と話し合い、ただちに改善行動を取り組ませるのです。

変換させる思考力こそ、上司のマネジメント能力

上記のように、言い換えることは思考力です。 能力の低い部下こそ、上司のマネジメント能力を磨く機会というのも、思考力です。 これからのビジネスでは、ますます答えのない時代でどう生き抜いていくのかが求められているのです。 そこで生き抜くための力とは、思考力です。 部下の失敗を先回りして仮説を立てておくことも思考力です。 問題を明らかにすることも思考力です。 これらをふまえて、さて問題をどう見立てるか? 能力の低い部下に責任があるのでありません。 上司自身が、マネジメント能力を磨かないことが問題なのです。 問題を避けていては解決できません。 では、どのように部下を育成するのか?

部下は、人材か?人財か?

部下を威嚇したり罵倒したり、人格を尊重しない関わり方は、人間ではなく動物と見なしていることです。 ✅部下を動物とみなす関わり方
・飼育
・調教
・洗脳
まさに、精神的苦痛を与えるパワハラです。 これらは、部下の思考力を阻害する行為です。 指示待ち人間どころか、部下の人間としての尊厳をふみにじる行為です。 このような関わり方で、仕事のパフォーマンスが上がるはずがありません。 では、逆を考えましょう。 ✅部下を一人の人間として存在を尊重する関わり方
・教育
・強育
・共育
部下を教育することで、強く育てます。 強く育てるというのは、答えのない時代を歩むために、誰かに依存するのではなく自らが試行錯誤しながら道を切り拓く行動力です。 部下は、先行きの見通しが立たないと不安に感じます。 しかし、上司は安全地帯で高みの見物をしていたら・・・部下はそのような上司を尊敬するでしょうか? 上司自身が挑戦している背中を見せることで、部下も自分もがんばろうと勇気をもちます。 これが、上司も共に成長していく「共育」です。

まとめ:上司こそ、成長する姿勢と挑戦を見せよう

部下の現状は、上司の姿勢を映しています。 上司は、今すぐ部下のマネジメント能力を磨きましょう。 問題の先送りをしている今も、人事部は冷徹に、部下と上司の人件費を天秤にかけているのです。 部下育成のマネジメントの中で、特に注意が必要な叱り方については、こちらを参考にしてみてください。 ***叱るとは高抽象の気づかい*** 叱りの達人協会 パワハラ対策専門家 河村晴美]]>

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