【部下育成は伝える順番が重要】スタバで見た、隣人の行動の気になる行為

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重要なものは、お金か? 情報か?

会社の情報、仕事の情報が漏洩したら、昨今は注意では済まない。 民事上の損害賠償責任、さらに場合によっては、刑事上の罰則を課せられることもある。 だから私は、カフェでも新幹線などでも、ちょっと離席する際にも、パソコンは絶対バッグに入れて、肌身離さず持ち歩く。 さて、自分にとっての貴重品とは何だろう? お金? それとも、情報? いやいや、前提として性善説で考えるならば、優先順位は誤差になる。 しかし、当人は性善説を信じていても、現実は別である。 個人の心情は「ご自由にどうぞ」でいいけれど、ビジネスにおいては、組織の損失は回避する行動が求められる。 だから、もし部下がこんなことをしていたら、速攻で注意指摘しないといけない。 部下に悪気はないからこそ、ピピピピッー!なのである。

部下育成は「余計な一言」の享受がカギ

この時、部下は(うるさいなあ)とか(細かいなあ)と思ってはもったいない。 なぜなら、この忠告は、成長を逃すかもしれなかった損失を回避してくることだから。 自分の意識の外にあることは、自分では気づけない。 自分の意識外をどうやって気づくか? それが、他者の視点を借りることでカバーできる。 「つい、うっかり」を見逃さずに指摘できる注意指摘は、その仕事に精通しているベテランのなせる技だから。 なので、決して(うるさいなあ)と思わずに(ここまで気に留めるのか)と一旦聞き入れる。 すると、自分が成長できる。

隣人から学ぶ、部下へ教える仕事の作法

現代の資産は、お金より情報。 よって、情報の扱い方は、性善説より性悪説に立ち対処することが重要である。 さて、せっかくなので、これから会う打ち合わせメンバーの若手社会人へ伝えよう。 ✅部下に受け取って欲しい時の伝え方
部下に受け取って欲しい時の伝え方:ステップ① 開ける
部下に受け取って欲しい時の伝え方:ステップ② 渡す
部下に受け取って欲しい時の伝え方:ステップ③ 確認する

ステップ①:開ける

意図・目的・理由を伝えて、心のシャッターを開ける。

ステップ②:渡す

注意・指摘・指示:要望を言葉で思いを渡す。

ステップ③:確認する

相手が理解したかどうか、言葉を受け取ったかどうかを確認する。 危機回避とは、予防である。 未然に防ぐためにも、まだ起きていないうちに情報そして価値観を共有することである。

組織で共有するべきことには順番がある(上位概念、下位概念)

組織で共有するべきことは山ほどある。 だからこそ、順番が大事。 最上段にくるのが、組織の存在意義、理念、組織が重んじる価値観。 今回で言うと、上位概念が「組織の損失回避における優先順位とは何か?」 下位概念が、具体的な行動指針。例えば「会社のパソコンの扱い方」について明確に言語化しておくなど。 部下の行為を単に怒っても問題は改善されない。 部下の行為の理由をヒアリングし、心構えの忠告で終えずに、具体的行動を指示すること。 問題が起きて怒るより、未然の防ぐことが効率も良い。 未然に危険回避するために、組織の仕組みを見直して見ませんか? 『叱るとは高抽象の気づかい』 パワハラ対策専門家 河村晴美]]>

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