【パワハラ回避】言語化すれば実は上司は怒らなくて済む方法がある

危険予告が絶妙にうまいのです。 例えば、 「塩を入れる前に、砂糖を入れる、この順番が大事なんです。 というのも、砂糖のほうが分子レベルが塩より大きいので、最初に塩を入れると、後から砂糖を入れても甘味が浸透しないんです」 「肉の切り方は、繊維を断ち切るように包丁を入れるのです。 なぜなら、焼くと肉の繊維が縮むので、固くなるんです。 だから、事前に繊維を断ち切っておくことで、焼いても肉が固くならないのです」 分量の数値はもちろんのこと、作業工程、順番などを明確に指示しています。 加えて重要なことを伝えています。 それが「理由の説明」なのです。 ■なぜ、それをする必要があるのか? ■なぜ、それをしてはいけないのか? 人を動かす秘訣は、本人の内的動機づけ、つまり「納得」することで人は自発的に動いていくのです。

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上司は部下を叱る前にベストを尽くす

さて、来週、業界最大手の企業様にて管理職向け『部下のやる気を引き出す叱り方研修』が予定されています。 その前に、事前レポートをご提出いただきました。 そのレポートに、ある40歳代の管理職の方が 「叱らないための方法が知りたいです」 と記載されていました。 この着眼は、とても、重要なことだと思います。 というのも、叱り方をうまくなるよりも、事前にやるべきことがあります。 それが、まさに「叱らない状態をつくること」です。

■叱らないために事前説明せよ

あらかじめしっかりと説明し共通認識ができていると、部下を叱ることが減ります。

■事前に共通認識しておくポイント

・何が求められらてるかを言語化する ・あらかじめ、求める品質、レベルを伝える ・納期が過ぎた場合に、どれほどの損失が出るかを伝える ・あなたに任せた肯定的理由を伝える ・この仕事が社内また社外への影響力の大きさを伝える ・あなたがこの仕事で得られる成果や評価、やりがいを言語化する WHAT:仕事の内容を伝える HOW:方法・手段を伝える 上記2つは、仕事内容なので普段から伝えていることでしょう。 しかし、こちらは言葉で伝えているでしょうか? WHY:理由、目的 「この仕事は何の為に行うのか?」 意外と言っていないことが多いのではないでしょうか? というのも、わざわざ言わなくてもいいのでは、と端折っているのでは無いでしょうか。 なぜ、そうなるのか?というと、理由や目的を考えるのが面倒だったり、対話伝達の時間短縮したかったり・・・ しかし、最終目的が共有できていないと、途中で部下と上司の判断が食い違うことは多々見受けられます。 「そんなこと、勝手に自己判断するな!」 しかし、部下にしてみれば、良かれと思って考えて実行したのに、上司から頭ごなしにダメ出しされたら、 (何を求められているんだろう・・・) 指示待ちになったり、思考停止になったりするかもしれません。 WHY:理由、目的を伝えることは、目指すビジョンの共有です。 そして、何が良くて何が悪いのか?上司の判断基軸を部下の脳内にインストールすることなのです。 これだけコミュニケーションを取っていても、他人なのですから、ミス・コミュニケーションは起こります。 その時、「叱る」が発動する場合もあるのです。 「叱る」ことに慣れてはいけませんね。 いつでも、慎重に。例えば、「伝家の宝刀」 を扱うように、めったに出さないようにしたいものです。 しかし、いざ必要な場合は、覚悟をもって厳しく叱る。 でもでも、普段は、「叱る」前に人事の限りを尽くしておくことです。 「叱る前にできること」 あなたも、試してみませんか?

■叱る前に部下へ伝えること

・何が求められられいるかを言語化する ・あらかじめ、求める品質、レベルを伝える ・納期が過ぎた場合に、どれほどの損失が出るかを伝える ・あなたに任せた肯定的理由を伝える ・この仕事が社内また社外への影響力の大きさを伝える ・あなたがこの仕事で得られる成果や評価、やりがいを言語化する ・どうなったら、厳しくチェックが入るかを共有する 叱る前にできること 叱りの達人協会 パワハラ対策専門家 河村晴美]]>

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