部下が挫折しないために上司が行うべきたった一つのこととは

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優秀な上司が感じる部下の物足りなさ

上司のあなたは、常に危機意識で仕事に向き合っています。 一方で、部下は目の前のことしか考えていない… 「もっと長期的視点で、将来の仕込みをして欲しいものだ」 怒るほどではない。 憤るほどの爆発的な感情でもない。 しかし、自分と部下の意識のズレに、心の奥底にはやるせない気持ちが溜まっているのではないでしょうか? 優秀な上司ほど、長期的に俯瞰する視座をもっています。 だからこそ、部下の現状に、物足りなさを感じてしまうのです。 (もっと、できるはずだ) (もっと、能力発揮をしてほしい) 部下の物足りなさと表裏一体になっているもの、それが「期待」です。 物足りなさと期待は、表裏一体

部下が挫折しないために上司が行うべきたった一つのこととは

上司がモヤモヤしているのに、当の本人の部下は平然としている。 これっておかしくありませんか? ますます混迷を極める時代に、自分のキャリアの開発は自分が一番真剣にならないと生き残れません。 部下自身が自分の現状に向き合う必要があるのです。 よって、上司が叱る前に、まずは部下が正確に現状把握する必要があります。 けれども、こういうセリフをよく聞きます。 「私なりにがんばっています」 「〜なりに」これが元凶です。 自分の立ち位置からしか見ていないということ。 上司と部下で視座がちがっているのです。 視座とは、立ち位置のこと。 一担当者レベルであれば合格ラインかもしれませんが、一段上の立場から見るとマネジメント能力や関連業務との関わり、その先の展開などの見通しまでシミュレートできていないことは多々あります。 これらが、上司が感じる部下への物足りなさなのです。 ✅叱る前に行うこと
部下を、上司の視座に高める
部下に俯瞰の視点を身につけてもらいたいと考えた時、叱るよりも有効な関わりがあります。 それは、問いかけです。 例えば ・一段上の立場から見ると、何をする必要があるかな? ・この仕事が影響を与える先と範囲について、どんなことが想像できるだろうか? ・そもそも、今回の仕事の目的は何だろうか? ・君が誰かにこの仕事を引き継ぐまたは教えるとしたら、どんな言葉で伝えると相手は動いてくれるだろうか?

マイナス言葉を使わずに前提条件を埋め込む

上司の問いかけを行い、さらに現状に向き合わせましょう。 例えば ・君がさらに成長するために、今の君が乗り越える壁は何だと考えますか? 「君に足りないこと」「不足していること」などのマイナスワードを使っていません。 「君が成長するために」 これが、前提条件を埋め込んだ問いかけです。 このメッセージは、部下へ「上司が自分の成長を応援してくれている」と心に刺さるのです。 成長することを大前提であることを、部下と上司が共有するのです。

「伝える」より「伝わる」より大事なこととは

「伝える」は、主体が自分です。 「伝わる」は、主体が相手です。 「伝え方」を身につけたい人は、スピーチスキルに興味をもちます。 「伝わり方」に興味がある人は、相手への影響力の心理学に興味をもちます。 しかし上司は、上記2つではマネジメントに欠けていることがあります。 それは、「部下を動かす」ことです。 伝わったけれど、部下が動かないとマネジメントになりません。 伝わって部下が動くことが、マネジメントです。 みるみる部下が動く言葉の使い方、問いかけを身につけてみませんか? 叱りの達人 パワハラ対策専門家 河村 晴美
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