【怒りをうまく伝えるうまい言い換えテク】厳選3つ

目次

怒りの根源は何か

怒りの根源。 それは、執着です。 怒るということは「あきらめていないということ」つまり、執着なのです。 ということは、執着心を解く、つまりあきらめれば、楽になれますよね。 あれが欲しい(物欲)、人から良く見られたい(承認欲求)、成功したい(自己顕示欲)、幸せになりたいなど、あきらめてしまえば、他者と比べて自分の能力の低さにがっかりすることもありません。 ただし、人間は成長欲求を持っています。 成長したいということもあきらめてしまったら、人生に虚しさを感じることでしょう。 「何のために生きるのか?」 世の中のせちがない無常を達観すれば、怒りの感情もわいてこないことでしょう。 ただし、このレベルはもはや悟りの境地。達観した高僧など仙人の領域です。 しかし、わたしたち世俗に生きるほとんどの人は、物欲も含めて、よりよい人生を送りたい、幸せになりたいという欲求を満たしたいと思っています。

実は怒りをおさえるとデメリットがある

この欲求が満たされないと、被害者意識に陥ります。 このときに「怒る」とますますマイナスのスパイラルにはまってしまいます。 他者へ、怒りの感情をぶつけてしまうと、人間関係が悪くなることは予想できますよね。 そうはいっても、「怒りの感情」を無くすことができない。 そういう場合は、無理に「怒り」感情を抑え込むのではなく、言い換えをしてみましょう。 感情を抑え込みすぎると、溜まったガスが膨張して破裂する危険があります。 それよりも、溜め込まずに、上手に小出しする、ガス抜きは重要です。

「怒り」を別の言葉で言い換えてみる

1、どうなってるんだ!(怒り)

言い換え→ そうきたか!?(驚き) 相手を攻撃するのではなく、想定外であったことを率直に伝えてみましょう。

2、なんでそうなるの?(怒り)

笑いの帝王、萩本欽一の代表フレーズです。萩本欽一さんのようにおどけて楽しく言い方を変えてみましょう。 「なんでそうなるの?」(笑い) 同じフレーズでも、メロディはリズムを変える。 すると、怒りではなく楽しい雰囲気に変わります。

3、だからお前はダメなんだ!(攻撃)

アプローチ換え→ 「どうしようか?」(質問) 部下に当事者意識を持たせるために、質問をしてみます。 この時、上司は責任を放棄しているのは逃げていることですので、いけません。 部下に考えさせるために、解決策を出させるために質問をしましょう。

4、なんでこんなことをしたんだ!(非難)

アプローチ換え→どういう意図に基づいて行ったの?(質問) 人間の行動選択は、いつでも肯定的意図に基づいてます。 良いと思って本人はその行動を選択しています。 しかしながら、熟練者から見れば、拙いと思うこともしばしば。 なぜそのような行動をとったのか? それは、行動の選択肢が未熟者は思いつかなかっただけなのです。 つまり、人が行動選択する際、意図はOK。行動はNGというように分けて注意指摘することが大切です。 相手に意図を聞き出して承認する。 その上で、行動においてはNGであることを伝えて、よりベストな行動を提示したり本人に考えさせたりするアプローチを行います。

大事なことはゴールを間違えないこと

大切なことは、どこを目指しているかを自覚しておくことです。 「怒る」ことで、マウントポジションを取りたいと思うことは、そもそも間違っています。 まして、部下を萎縮させたり思考停止させてしまうと、業務が停滞してしまいます。 これでは、生産性は上がりません。 大切なことは、相手とともに、よりよい価値を創造することです。 「怒る」ことは、価値創造の道へ一緒に歩むことになりません。 かといって、「怒る」を単に我慢するだけでは、いつか臨海的に達して、爆発します。 「怒り」を我慢するのではなく、望む方向へ相手とともに進みましょう。 それが、言い換えることで相手の前進を支援するのです。 言葉を変えることで相手の態度や成果も変わります。 部下へ行動変容を支援するために、まずは上司のあなたから率先して肯定的な言葉がけを行ってみませんか? 叱りの達人協会  パワハラ対策専門家 河村 晴美]]>

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