【パワハラ問題】「ほめてるのに逆ギレされた?」原因は言葉の定義がズレにあった

言葉とは、その使用である

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「変態ですね」がなぜパワハラにならないのか?

会っていた友人たちと言うのは、著者仲間で、中にはベストセラー作家もいます。 もともとの縁は、著者育成コミュニティでご一緒した人達で、その勉強会から数々のベストセラー作家が誕生しているのです。 たとえば、今や世界で活躍する片付けのカリスマ近藤麻理恵さんこと、こんまりさんです。 また、私のNHKクローズアップ現代への出演のきっかけを下さったのも、一般社団法人日本ほめる達人協会 理事長の西村貴好さんも、こちらのコミュニティでご一緒したのがご縁です。 さて、このコミュニティでは、いくつか共通言語があるのですが、その一つが 「変態であれ!」 なのです。 変態とは、1つの分野においてとことん極めた専門家。 著者になるには、必須条件なのです。 よって「変態」とは、最高のほめ言葉。 一番アウトなのは「普通ですね」 ただし、これは一般社会では通用しません。 ある特定のコミュニティであり、特定の価値観の中で、共通認識できている条件のもとでのことです。

パワハラ問題は、言葉の定義のズレが原因

では、組織の中に置き換えて考えてみましょう。 使っている言葉の定義は、相手と自分で共通認識できているでしょうか? 同じ日本語であっても、意外と全く異なる定義をもっていることがあります。 いえ、同じ日本語だからこそ「同じ意味で使っているにちがいない」と先入観をもっていませんか? 先入観、固定概念がジャマをして、確認を怠っていませんか?

言葉の定義を確認しよう

プロジェクトを進めるとき、一緒に仕事をするとき「なんか、話がかみあわないなあ」 そういう場合は、往々にして相手と自分の言葉の意味合いがズレていることがあります。 その時は、確認しましょう。 ✅言葉の定義を確認する質問
「あなたにとってのその言葉定義について、教えてもらえませんか?」
自分が正しい。間違っているのは、相手だ。 ではありませんね。 それぞれがこれまでの経験の中で培ってきた価値判断があります。 正しさではなく、優劣ではなく、ただ違いがあるだけなのです。

多様性こそ、価値観が広がるチャンス

「えっ!?そんな解釈があったのか?」 相手が、自分と全く異なる解釈や思考回路をもっていると、びっくり驚いたりしますよね。 あまりに想定外だと怒りが湧いてくることもあるかもしれません。 しかし、そこは怒りではなく、想定外であることを率直に伝えましょう。 「それ、おかしいよ」ではなく、「そうきたか!」そして「なんでそう考えたの?」 その人の解釈、分析、認識を聞いてみるのです。 自分と異なる視点を得ることで、私たちは価値観が広がります。

論理的思考とは、反論への理解

多くの視点をもつことが俯瞰する力です。 多くの視点を得ることで、反論への理解の視点が養われます。 実は、これが多くの人から応援される秘訣なのです。 リーダーに求められる能力ですね。
リーダーは、反論への理解が必須

言葉のズレが分かると、パワハラしなくて済む

相手の言葉の使い方、言葉の定義を分析すると、相手への伝える言葉を変えることができます。 彼を知り己を知れば百戦殆からず 有名な孫氏の教訓ですね。 彼を知り己を知るとは、2人だけの観察ではありません。 彼と己を取り巻く構造を俯瞰することです。 職場は友達を作る場所ではありません。 しかし、コミュニケーションは大切です。 理由は、ちがいを尊重するためです。 ちがいを認めることは、多くの人を幸せにします。 多くの人を幸せにする組織は、市場、社会から共感され応援されます。 その出発点として、半径5メートルの人と言葉の定義合わせを始めてみませんか? 『叱るとは高抽象の気づかい』 叱りの達人 パワハラ対策専門家 河村晴美
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