【叱りパワハラ講演70話】 美術鑑賞と「共感」押し

【叱りパワハラ講演70話】 美術鑑賞と「共感」押し

先日、久しぶりに美術館へ
参りました。

モネ、マネ、ゴッホ、ピカソ、
カンディンスキー
藤田嗣治、などなど・・・

誰でも知っている、
世界的に著名な巨匠の
名作のラインナップでした。

テクノロジーが発達した現代
において、VR(仮想現実)などで
実際にその場にいなくても
絵画鑑賞はできますよね。

しかし、

なぜ、わざわざ足を
運ぶのか?

その理由は、

実際に自分の目で、
本物を見たいから。

例えば、キャンバスに
塗り盛られている
絵の具の様子や、

筆のタッチなどに

作者の息遣いを
想像したりするのも

楽しいものですよね。

しかし、ゴッホの作品を
前にして、

河村晴美は別のことに
興味のアンテナが
向きました。

それは、同じ作品を
鑑賞していた、となりの
ご婦人お二人連れの会話です。

「ゴッホは素敵よねぇ~。」

「そうそう、鮮やかな色。
 特に、この黄色が良いわね。

 ゴッホのほとばしるパッション
 を感じるわね。」

「うん、うん。そうよね。
 わかるわぁ~。」

仲の良い関係も
伝わって参りました。

誰とでも、このような信頼関係
になれればいいのですが、
実際には、全ての人とは
なかなか難しいですよね。

「うん、うん、分かる。」

相手の意見や考えに
共感しましょう。

このように、コーチ、
カウンセラー、
サポーターなど、
援助職の人は、

「共感」の重要性を
押します。

河村晴美も、20年前に
学んだ、産業カウンセラーの
勉強の時は、そう思っていました。

共感して欲しいと思っている人は
確かに一定の割合で存在います。

しかし、ビジネスの現場で

・成果を上げている人

・マネジメントする立場の人

・人を動かす役割の人

つまり、経営者や管理職の方は

「共感されたい」

とは、思っていないのではないか?

と感じています。

「河村さん、そうそう!
 そうなんだよね!!」

と、声をワントーン上げて
反応される時があります。

それは、共感ではなく

「理解」された時。

つまり、自分の心の中に
複雑な思考や思想を

言語化されたとき。

この時に、カタルシス
を感じる。

なので、河村晴美は

「共感」は捨てました。

わたくしが貢献できることは

「共感」ではなく

「理解」しようと。

共感は、「感情」を扱います。

これは、心理学の領域です。

「理解」は言語化です。

言語化は、つまり「思考」。

これは、心理学を含む
人間諸科学すべてを
包括する、学問の大元である

哲学の領域。

ゴッホの名作を前にして

耳に入ってきた、ご婦人方の
会話。

実に勉強になりました。

今回の美術鑑賞は、

事前にネットで時間予約して
わざわざ足を運ぶ甲斐が
ありました。

全てが学びの場ですね。

ではまた。

===========

■このメルマガを自社内で
  共通認識につかいたい

と、思われた方は、ぜひ
ご紹介して下さいますと嬉しく存じます。

メルマガ登録は、こちらからどうぞ。

http://lp.shikarinotatsujin.com

===========

■河村晴美の仕事の美学

『志事(しごと)とは、自分の存在価値を
 最大化して、世の中に貢献すること』

■叱りの達人協会の理念

『叱るとは使命感の愛』

■有限会社ハートプロの理念

『日本のビジネスに、知と美と誠実さを』 

講演、研修のお問合せはこちらからどうぞ。

https://shikarinotatsujin.com/contact/

*************

■叱りの達人 河村晴美プロフィール
https://shikarinotatsujin.com/profile/

]]>
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次