パワハラ危険回避の部下育成方法

怒らず叱らず、上司が我慢していませんか 上司がメンバーへ仕事で伝える際、同じことを何度も聞いてくるメンバーに対して、イライラしたりしませんか? しかし「上司は怒ったりしてはいけない」と我慢していませんか? その我慢がストレスで溜まっていくと、臨界点を超えた時に爆発する危険があります。 我慢するまでストレスをためるのは辞めましょう。 しかし、パワハラもいけません。 我慢ではなく、問題を解消させるのです。 それは、怒らなくて済むようにすればよいのです。 何度も言わずに1回でメンバーが理解するように、上司とメンバーの理解の深度を合わせていく指導を行うのです。 一方で「私は怒りません」 と言う上司は、このように考えてみて下さい。 何度も同じことを伝えることは、非効率ではないか? 1回伝えた程度でメンバーが理解するかどうかは、仮想的主観です。 冷静に考えてみて下さい。 けっしてメンバーの能力の卑下ではなく、何度も教える必要を換算しておくネガティブシミュレーションは、マネジメントの必須項目に含まれることです。 ただし、やみくもに同じ指導法を繰り返すのは、時間と労力の無駄遣いであり非効率です。 メンバーも上司も成長しません。

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怒らず叱らず指導する

上司も教え方を向上させましょう。 その効果は、怒らなくて済むというストレス軽減であり、叱る機会を消すことにもつながります。 上司が指導法を向上させることは、組織の危機回避つまりパワハラ予防対策そのものなのです。 そこで、ここでは、仕事でよく出てくる「メンバーへ仕事で伝えた時にメモさせる」指導法をお伝えします。

メモの取り方指導方法

上司がメンバーへ仕事で伝える時に、1回で理解してもらうための方法です。 1.最初に宣言する 「今から伝えることを私が話した直後にこの場で君に復唱確認してもらうのでそのつもりで聞いて下さい」 2.話す前にメンバーに理解して欲しい項目を伝える 3.場合によっては、メモに1の項目を書かせる 4.その項目に該当する話が出てきたらメモしてもらう 5.最後に、復唱確認を常に求める 特に、1は重要です。 なぜなら、誰しも、後出しジャンケンんは不愉快だからです。

メモとは思考訓練そのもの

メモは、単に段取りを書くだけではありません。 むしろ、思考を磨くためのものです。 メンバーへ成長を支援するならば、以下の項目は思考訓練に必須です。 ・What:何をするのか? ・How:どのようにするのか? ・Why:なぜなのか? ・さらなる上位概念からのWhat:何が我が社に求められているのか? 目の前の仕事に取り組む際に、常に社会の構造に規定されていることを意識すると仕事の質が向上します。 自分の仕事が社会とつながっている臨場感が高まることで、仕事の誇りが生まれます。

部下育成で重要な視点

部下育成で上司の行うことは2点です。 具体と抽象の交差 ①具体への視点(How) 具体とは仕事の実務のことです。 実務で成果を出させることで、メンバー本人に自信をもたせる支援をします。 ②抽象への視点(Why) 抽象とは抽象思考です。 抽象思考を磨くと仕事を上位概念でとらえますので、目的意識が高まり仕事の質が向上します。 また、仕事の誇りや使命感が言語化されます。 言語化されることで周囲へ肯定的影響力が向上しリーダーシップが生まれます。 あらためてまとめます。 具体は実行であり、抽象は思考です。 両者を高めることで、仕事の質が向上します。 上司はメンバーへ具体と抽象の両方の向上を支援することです。]]>

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