【パワハラを減らす意外なアプローチ】上司も部下も論理を鍛えると寛容性が高まる

感情に振り回されないためには、思考を優位にする あるとき、その人が言いました。 「なぜ、人は(紙1枚に)まとめることができないのか?」

目次

否定から見る新しい視点

多くの人は、こう考えます。 「どうしたら、紙1枚にまとめることができるだろうか」 この問いは、手法・手段に関しての問いです。 つまり、HOWです。 一方で、以下の質問は、WHYです。 「なぜ、人は紙1枚にまとめることができないのか?」

「そもそも」探求が本質をあぶり出す

「そもそも、なぜ紙1枚にまとめる必要があるのか?」 それは、紙1枚にするよう求められる状況があるのにうまくできない・・・ という需要があるからです。 ここでは紙1枚と言っていますが「1分で話せ」というのも本質は同じです。 制約条件のもとで、自分の ✅ビジネスパーソンの悩み
・言いたいことを要約したい
・頭の中で拡大していくアイデアをまとめたい
・キラーフレーズ、刺さる言葉、ワンフレーズに集約したい
どうやら、人はまとめることが苦手という仮説が立ちます。

人間の思考のクセについて

ビジネスにおいて求められるのは、まとめる(収束)だけではありません。 ✅ビジネスで求めれる論理的思考力は2つ
発散と収束

発散

発散は、1点を広げる、展開、拡張させることです。 これは、解決策を探る時に有効です。 ビジネスは世の中の問題を解決することですから、発想を広げる、アイデアが湧くというのはこちらに入ります。

収束

収束は、広がったものを集約させることです。 要約、まとめる、抽出など、「一言で言うと・・・」はこちらに入ります。 企画会議などでは、アイデア出しはどんどんと発想を広げて、言葉を出す。その後、出てきたアイデアや言葉を組み合わせたり、グループ化したり、凝縮させて、一言に昇華させていきます。

論理を鍛えると寛容性が高まる

論理的というと、なんだか冷たい感じがするかもしれません。 しかし、それは先入観や思い込みなのです。 論理的だから、冷たいとは限りません。 論理的でなくても、冷たいかもしれません。 非論理的で、冷たいかもしれません。 非論理的で、冷たくないかもしれません。 論理が冷たいのではなく、言い方に惑わされているかもしれません。 むしろ、論理的思考を身につけると、人を多角的に見つめることができます。 ・その人が言っている背景には何があるのか? ・その人を含む周辺の利害関係者は、どんな立場なのか? ・反対意見へ理解を示すとしたら、どんなことが言えるのか?
論理的思考とは、多面的な眼差し
「なぜ、そう言えるのか?」 「何が、そう言わせているのか?」 他者の立場に立ち、考えてみる。 それは、妥協ではありません。迎合でもありません。 利害関係が対立したとき、感情に巻き込まれずに、思考で整理する。 相手の主張の背景を理解して、自分の主張との接点を探る。 お互いが求めている本質で、合意をもたらすように。 簡単なことではありません。 だから、論理を磨く努力に向き合わないといけないのです。 職場のパワハラを解決するための論理的思考を磨いてみませんか? *** 叱るとは高抽象の気づかい *** パワハラ対策専門家 河村晴美]]>

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