【パワハラ問題】「それ言っちゃダメ!」怒りの着火9つ厳選まとめ

目次

人間が怒りに陥りやすい9つの状況

人間が怒りに陥りやすい、怒り感情に着火する9つのポイントがあるのです。 ✅怒り感情に着火する9つのポイント
怒り着火① 生命や身体を守るとき

怒り着火② 侮辱されたとき

怒り着火③ 愛する家族を守るとき

怒り着火④ 自身の居場所を守るとき

怒り着火⑤ 友人を守るとき

怒り着火⑥ 社会の秩序を守るとき

怒り着火⑦ 資源を守るとき

怒り着火⑧ 自分の属する集団を守るとき

怒り着火⑨ 自由に移動できないとき

【怒り着火① 】生命や身体を守るとき

人間にも生存本能があります。 よって、自分の命が危険な状態にさらされたときは、全力で自己防衛を発揮します。

【怒り着火②】 侮辱されたとき

自尊心を傷つけられると、この場合も自己防衛や自己保身、かたくなになってしまいます。

【怒り着火③】 愛する家族を守るとき

時に、自分のこと以上に大切な家族が危険にさらされた時、傷つけられた時には、我が事以上に守ろうとします。

【怒り着火④】 自身の居場所を守るとき

自分の存在を無視されたり、無関心だったりされる状態は、心理的安全性が確保されていないということです。 自分の居場所を脅かされる状況では、とてもじゃありませんが、安心して能力発揮はできません。

【怒り着火⑤】 友人を守るとき

大切な友人が傷つ蹴られたときや被害を被ってしまっているのは、見逃せないゆゆしき問題です。

【怒り着火⑥】 社会の秩序を守るとき

社会の秩序つまり安心安全の暮らしがおびやかされるのは、人生の土台が崩れてしまうことです。 平和な暮らしがあるからこそ、自分らしい人生を探究することができるのです。

【怒り着火⑦】 資源を守るとき

生活資源は、お金です。 地球資源は、自然です。 自分がつつがなく生きていけるためには、資源が確保されているおかげです。

【怒り着火⑧】 自分の属する集団を守るとき

例えば、会社や地域コミュニティ、また家族のことです。 人間は一人ぼっちは寂しいです。 だからこそ、何かに所属したい欲求があります。 自分が所属する集団が危険にさらされることは許せないこと。 よって、怒りがわいてくるのです。

【怒り着火⑨】 自由に移動できないとき

自分の意志が通せないとき、もどかしくなります。 さらには、被害者意識がわいてきます。 自分に選択肢がないとき、希望がなくなり絶望を感じます。 そして、人生がむなしくなってしまいます。

怒りとは守ること

怒りの感情がわいてくるのは、何かを守りたいからです。 守りたいのは、自分また大切な人です。

相手を怒らせることは非効率である

人を動かす立場にある人は、よく知っています。 信頼されると、人は喜んで動いてくれる。 逆に 人を怒らせると、たとえ正しいことであっても受け入れてもらえない。 上に立つ立場の人は、人を怒らせることがどれだけ非効率かを知っているのです。

メンバーを怒らせないためにリーダーが行うべきこと

特に組織において、メンバーを怒らせないためにリーダーが行うべきことは以下です。 「理解すること」です。 怒りがわいてくる源泉は、わかってほしいのです。 よって、人を動かす立場の人は、相手を理解することに努めましょう。

相手の立場を因数分解する

よく「相手の立場に立つ」と言いますが、それはどういう意味なのでしょうか? 相手の立場を因数分解すると、以下です。 ✅「相手の立場に立つ」とはどういうことか?
視点:見ているポイント
視野:見えている範囲
視座:見ているそれぞれの人の立場

視点がちがう

意外かもしれませんが、同じ状況にいても、見ているポイントは人によって異なります。 同じ状況にいるのに、記憶していることがちがったり、気にしていることがちがったりすることは往々にしてあるものです。

視野がちがう

目の前のことにとらわれていると全体把握ができません。 例えば「虫の目・鳥の目・魚の目」といわれます。 虫のように細かく見ること。 鳥のように鳥瞰つまり俯瞰して見渡すこと。 そして、魚眼レンズで見るとまた違って見えるものです。

視座がちがう

視座とは、見ている立場のことです。 例えば、新入社員と上司では立場がちがうので判断も異なります。 さらには、経営者の立場で下す判断も異なりますし、お客様や株主から見ている景色もちがうのですから、重んじる価値の優先順位も変わるのです。

「それ言っちゃダメ!」怒りを着火させないために

怒りの感情の着火ポイントを知ることで、避けることができます。 これが知識学習の効果です。 あらかじめ知っておくことで危険回避ができます。 あえて地雷を踏む必要はありません。 9つの怒りの着火ポイントを避けて、あなたが本来伝えたかったことに焦点を当てて、相手が心を開く伝え方を実行しましょう。

「伝える」より「伝わる」が勝ち

「伝える」は、自分が主役です。 「伝わる」は、相手が主役です。 コミュニケーションは「何を伝えるか?」ではなく「何が伝わったか?」です。 相手に伝わるように、自分の伝え方を磨いていく努力を怠らないことが大切なのです。 叱りの達人 パワハラ対策専門家 河村 晴美
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