【上司のためのパワハラ自己診断法】部下のたった一言でわかる方法 2021 6/27 パワハラ対策 叱る研修 怒る 部下育成 2021年6月27日 目次なぜ、上司は部下の変化に気づかないのか? 上司は、一生懸命に部下を育てようとして、時間と労力をかけている。 にもかかわらず、部下は、それを「上司からパワハラされた」と受け取ってしまう。 これは、上司にとっても部下にとっても悲劇であり残念なことです。 パワハラといわれるほとんどが、このような上司と部下の意思が食い違ってしまうギャップ。 つまり、ミス・コミュニケーションなのです。 さて、なぜこのようなミス・コミュニケーションが起きてしまったのでしょうか? それは、上司は良かれと思って話していることが、部下にとっては説教だったり、威圧と感じてい流のです。 部下にそう受け止められる理由は、話が長い。 そして、否定的。 さらに、有無を言わせない圧力。 だから、部下はどんどん後ずさりして、上司と距離をおきたくなるのです。 しかし、こんなに部下の心が上司から離れてしまっていては、せっかくの上司の助言も届きません。 なので、上司は、自分が伝えたいことを、一旦捨てることが肝要です。 上司は、言いたいことを捨てよ 捨てることで、上司は何をすれば良いのでしょうか? それは、部下を観察することなのです。 孫子の兵法でもあるように「相手を知り、己をしれば百選危うからず」なのです。 上司のための「パワハラしたかも?」の自己判断方法 では、上司は部下の何を観察すれば良いのでしょうか? ・表情が強張っていないか? ・顔色が暗くなっていないか? ・口がへのじぐちになっていないか? ・声が小さくなっていないか? ・姿勢が内向き、猫背になっていないか? ・歩き方が、歩幅が狭く、とぼとぼと歩いていないか? 外見に関することも観察が大切です。 実は、もっとシンプルに、部下の発言で上司がパワハラしたかも?の自己判断ができるのです。 上司が部下へ注意指摘、指導したときに、部下がこう言ったらイエローカード、つまり要注意です。 ✅上司によるパワハラのイエローカード 部下が「すみません・・・」しか言わなくなった 部下が「すみません・・・」しか言わなくなったら、パワハラ危険信号、イエローカードが出ていると思ってください。 部下が発する「すみません・・・」は謝っているのではありません。 (もう、説教は勘弁してください) お手上げであり、降参しているのです。 まして、これが職場の人たちの前で怒られているのであれば、公開処刑なのです。 「すみません・・・」は、降参の意思表示 部下としては、なんとかリカバリーしたいとか、改善行動したいとか、このような意欲は無いのです。 がんばらなきゃいけないけど、上司から責められてしまい、思考停止状態なのです。 まして、人格否定までされると、もう自己尊厳は打ちひしがれて、行動停止に至ってしまうのです。 こうなると、部下は完全に自信を失っていますから、思考停止、行動停止してしまっています。 上司は、このような状態を望んでいたのでしょうか? こんなことは、部下も上司も望んでいませんよね? こうならないために、あらかじめ、上司は、叱り方、注意指摘の仕方を学んで身につけていないといけないのです。 もちろん、上司自身が言われのない、パワハラ疑惑を持たれたり、パワハラと誤解されることも予防できます。 何よりも、上司の部下育成のスキルアップが、部下を守ります。 上司のストレスを除いて、部下を指導する叱り方 上司がパワハラ疑惑をもたれないように、部下を指導する叱り方をシンプルに3つのステップでお伝えします。 ✅パワハラ疑惑をもたれない叱り方3つのステップ ステップ1:捨てる ステップ2:しぼる ステップ3:託す ステップ1:捨てる 一番最初に湧いてきたのは、怒りではありませんか? それを言うから、部下が萎縮するのです。 なので、怒りの感情から湧いてくきた言葉を捨てましょう。 ステップ2:しぼる 次に、部下へ言いたいアドバイス、改善行動、対応策を、キュキュッとまとめましょう。 あれもこれもではなく、思い切って重要なことにフォーカスするのです。 これが、伝えることを絞るということです。 ステップ3:託す 部下へ改善行動をとってもらい、成果をあげてもらうことを託すのです。 「頼むね!」と部下を元気いっぱいにして送り出すことです。 まとめ:部下を観察していないと叱れない理由 いかがでしたでしょうか? 実は、部下の反応を観察していないと、叱れないのです。 いえ、叱れないのでありません。 上司は叱ったつもりでも、部下は「怒られた・・・」と受け止めているのです。 ミス・コミュニケーションは、上司と部下の認識のギャップです。 部下はさまざまなサインを出しているのです。 それが「すいません・・・」の連呼です。 それは、思考停止・行動停止のサインです。 あなたは、部下の変化に気づいていますか? もし、それがわからない場合は、部下のコンティションを把握する観察力を高めてみませんか? 叱りの達人協会 パワハラ対策専門家 河村晴美]]>