【叱りパワハラ講演71話】自称パワハラ被害者の精神構造を想像してみました

【叱りパワハラ講演71話】自称パワハラ被害者の精神構造を想像してみました

おはようございます。
叱りの達人こと河村晴美です。

ここ最近、まとまった時間が
できましたので、オフィスに
籠り、積んでおりました
本を読んでおります。

お笑いに関する本、
岩波少年文庫・・・

もちろん、ダイレクトに
人財育成に関する

専門領域の本も
読んでおります。

その中で、社労士さんが
書いている、パワハラ問題
についての生々しい事例集。

パワハラへと
問題化していく過程で、

何がこじれていくのか?

「パワハラだ!」

と問題化していく張本人は

何も、上司側ばかりでは
ありません。

実は、部下側が、
職場をひっかき回していく
ケースもあり得るのです。

(書籍の中身の事例は、
企業そして個人が特定
されないように書かれています)

パワハラ被害者であることを
訴える部下側に

「共感」は、河村はできない
ので

「理解」するために、

なぜ、人は、

「自分はパワハラ被害者だ!」

と訴えるのか?

を紐解いてみたいと思います。

■怒りの「感情」が
 コントロールできない

感情に焦点を当てる場合が
多いかと思いますが、

「感情」の大元にあるのは、

「欲望」です。

「欲望」が満たされないから
「痛み」が発生してしまうのですね。

では、「欲望」とは何か?

それは

・自己顕示欲
・自己重要感
・ゆがんだ自己愛
・プライドの高さ

上記の「欲望」を
満たしたいのです。

しかし、社会に出れば
当然ですが、自分中心には
回らないので、満たされない…。

その「痛み」が

・自信の無さ
・嫉妬
・不満
・傷つきやすさ
・依存的

思い通りにならない
ことで、

モンスター化して
いくのですね。

上記の通り、「欲望」

について、

言語化してみました。

ちなみに、フランス哲学者と
精神分析家が、人間を
以下のように定義しました。

============
人間とは、「欲望機械」である
============

「欲望」とは、最初から
あるのではなく、機械のように
ドンドンと製造されるもの
なのです。

それつまり「欲望」を製造
し続けているのが、人間
なのです。

そして、さらに、「欲望」の大元
には、何があるのでしょうか?

それは、「本能」です。

「本能」というのは、
生存に関すること。

動物には「本能」は
ありますが、「欲望」は
ありません。

例えば、動物は、生きるために
「食べる」けれども、

けっして、「美味しい」グルメを
欲している訳ではないですよね?

これが、「本能」と「欲望」
の違いです。

別角度で説明しますと、

「本能」は動物の領域なので
言語の外側です。

「欲望」は、人間の精神領域
なので、言語表現ができます。

なので、自称パワハラ被害者と
言う人の

精神構造を「理解」してみよう!

と、試みまして言語化
してみました。

「本能」は、動物の領域。

なので、感情のコントロール
というよりも

=============

怒りが瞬間的に爆発するのは

「衝動」に絡めとられている
のではないか?

=============

と、考えてしまいますが

さて、いかがでしょうか?

単に、上司からは
注意されただけなのに

自分を否定されたと
感じてしまう。

自分の「欲望」が
満たされないことに
過剰に反応する。

満たされない
コンプレックスが
過剰反応して
しまうのですね。

パワハラ対策には
組織で取り組むことは2つ。

・予防
・対策

です。

一番残念でもったいないことは

意欲の高いメンバーが

士気が下がったり、
辞めてしまったり・・・

他への悪影響を阻止
しないといけませんね。

今回、本で読んだ事例は

これまで、河村晴美が
関わっている企業様では、

遭遇したことの無い事例でした。

人財育成のお手伝いを
させていただいている企業様は

社会に求められる企業理念、
社員を大切にする経営者、

そして、自分の能力を磨き発揮
したい社員の皆様

本当に立派な企業様ばかりです。

だからこそ、応援する企業様を
とりまく構造の視点で俯瞰し

様々なシミュレーションで

パワハラ対策には

・予防
・対策

を講じておく。

これが、リスクマネジメントですね。

ぜひ、反面教師として
参考になれば幸いです。

ではまた。

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