【叱りパワハラ講演73話】 ウイルスの本能と葉っぱとドレス

【叱りパワハラ講演73話】ウイルスの本能と葉っぱとドレス

さて、先週末に、フランス発祥で
今や世界的ファッションブランド

クリスチャンディオールの
企画展を鑑賞して参りました。

会場では、係員がマスク着用して
対応下さる行き届いた案内。

実は、会場へ行くまでは

(会場がガラガラだったら
 むしろ、ゆっくり見れるなあ)

と思っておりましたが、

良い意味で期待を裏切られ

来場者は、フロアをゆっくりと
自由に歩き回り、作品を
堪能していました。

さて、今日も、新形コロナウイルス
関連のニュースが流れています。

多くの人は、不安を感じて
いますよね。

イベント中止や学校も休校
になったりで、外出を控える
傾向が高まっています。

しかし、仕事など必要なこと
以外で出かける人もいる
んですよね。

さて、クリスチャンディオールの
ドレスと、大きな桜の木と、
背景にある日本の四季を
演出した動画を見ながら

この企画は、今まさに社会で
起こっていることを象徴
だと感じました。

==========
本能は、生存への意志
欲望は、美しさへの探求
==========

前回のメルマガで、

「本能」「欲望」「感情」の
違いについて書きました。

(良かったら、こちらもご高覧下さい)

ウイルスは、生き物なのか?

生き物の機能に「自分を残す」
を含めるとすれば、

ウイルスは、何かに寄生して
「遺伝子を増殖」するので

生き物ということになります。

ということは、人間と
新型コロナウイルス
には、共通点があります。

それが、「生存」です。

しかし、違うのは、

ウイルスは、言葉を持っていない
ので、思考していません。

しかし、人間は、言葉を使って
思考します。

しかも、人間は、生態系の中での頂点
つまり、今のところ、地球上で一番

地球という環境下で最適化した
生き物と言えると思います。

その人間は、思考を抽象化
することで、概念を生み出し
ました。

『概念の創造 』と言うと、
ちょっと難しく聞こえるかも
しれませんが

ビジネスで言うところの

『コンセプト』

のことです。

世界のハイブランド
クリスチャンディオール

が、なぜあんなに高い値段

がつくのか?

それは、布やレース代、
手作業の人件費が高い

からではありません。

『コンセプト』

に高い値打ちが
ついているのです。

危険な作業のための
作業服ではないので、

素材の丈夫さや安全性で
売っているのでは
無いですよね?

繰り返しになりますが、

ビジネスでよく言われる

『 コンセプト 』

これが言葉の世界で
生み出される

『 概念の創造 』

なのです。

よく、創業秘話とか、
その会社の歴史とか

時間の経過を持ち出して
話に重みを出すこと
がありますよね。

いわゆる

『ストーリー』です。

では、衣服の発祥とは
何でしょうか?

と考えてみました。

以前にギリシャを
旅行した時だったか
イタリアだったか
忘れましたが、

どこかの教会で

アダムとイブの楽園追放

有名な画家の絵画を
見ました。

アダムとイブが、
神様から禁じられていた

果実(りんごが有力)を
食べてしまったことで

楽園を追放され
恥という概念を

植え付けられた

というお話の絵です。

で、恥ずかしいと認識
するようになjったので、

イチジクの葉っぱで
身体の中でも特に
見られたくない箇所を
覆い隠した。

それが、衣服の原点
であるとも言われています。

この時に、神様から
贈りられたものが

『羞恥心』

それを受けて、人間は
体を覆う物、行為を
昇華してきました。

衣服の機能そのものは

寒さ暑さをしのいだり、
痛くないように身体を守ったり、

社会的に公序良俗に
反しないように体を覆う・・・

このレベルで良かったはず
です。

しかし、単に身体を覆う
だけではなくて、

色で、社会的権威を区別したり
同じ形で、組織の所属を示したり

さらには、自分の思いや主張を
表現したり・・・

着る機能よりも、デザインに
価値が重んじられるように
なってきたのかなと。

衣服という実態より

デザイン、さらには
コンセプトという概念へ。

これが『言葉の世界』です。

思いを言葉で伝える。

人が求めているのは

実体よりも虚像つまり

『ストーリー』

なのです。

さて、このように人間は

言葉を使って思考し続けている
わけですが、

今わたしたち人間を
不安に陥れているもの。

それが、ウイルス

です。

小さな脅威

に、どう対峙するか。

不安だ不安だと
言っているだけでは
解決しません。

医学の知識は
専門家に任せて

私たちビジネスパーソンが
するべきことは

不安を怖がる感情ではなく

今こそ、『思考』で勝負する
必要があります。

とことん、思考を抽象化し
仕事を再定義しましょう。

貴社では、そのための
人財育成を行っていますか?

ではまた。

********

河村のつぶやき

打合せでも、マスク着用
が不通になってきました。

口元が見えないので

「まなざし握手」

が、より一層上達してきた
ようです。

笑顔は口角を上げる
より、目じりを下げる

が秘訣ですね。

せちがない風潮だからこそ
対面のコミュニケーションは
大切にしたいですね。

ではまた。

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