【ビジネス思考】 ロジカルシンキングは正しいのか?①

目次

ロジカルシンキングは正しいのか?①

今週は、東京出張です。 移動の際に、駅などでも本屋さんに立ち寄ることが多いです。 ビジネス書のコーナーへ立ち寄ると、定番のビジネススキルに関する著書が並んでいます。 その中でも、ビジネスパーソンが習得したいスキルの1つとして、 ロジカルシンキング に関心を寄せる方も多いのではないでしょうか。 私たちの行動を無意識に支配している代表的な「論理」に何があるでしょうか? 例えば「演澤法」について。 「演澤法」とは、疑うことができない真理から、様々な法則を導き出す思考法です。 我思う。ゆえに我あり。 そう、デカルトの言葉に集約される思考法です。 ちなみに、デカルトとは、フランスの 哲学者、数学者。 合理主義哲学の祖であり、 近世哲学の祖として知られています。 デカルトが 「我思う。ゆえに我あり。」 を導き出すまでの過程で行ったこと。 それは ありとあらゆるものを 疑ってみた。つまり、批判的思考の眼差しで物を見たです。 例えば、目の前にあるコップの水は、本当にコップなのか?水なのか? 自分には見えているけれどもしかしたら、夢では?幻覚では?他人には、見えていないのでは? というように、自分の先入観を排除し、とことん自分を疑ったのでした。 その上で、他者には見えていないとしても、見えていると考えている自分の存在は確かなものである。 と、最終見解を導き出したのでした。 それが 我思う、故に我あり です。 さて、日々仕事をしております私たちは、とことん考えて抜いているのでしょうか? 考え抜くとは、アイデア出し、新規事業プラン、新プロジェクトを指すような、狭義ではありません。 むしろ、日々のルーティンワークの仕組み化など。 昨日と同じ方法を行っていては現状維持は、社会の変化から相対化すれば、自社は『退化』していることですね。 また、部下への指示の出し方、メンバーへの働きかけ。 思うように相手が動いていないのであれば、伝え方を変える必要がありますね。 自分の指示の出し方は、これまで通りで良いのか、どうか? 相手を疑うのではありませんね。
自分のやり方を疑うこと
自分が現状に甘んじている思考の大元を疑ってみること。 「何が、自分自身を現状維持させているのか?」 今と異なるやり方を知らないだけかもしれませんね。 だからこそ、私たちは、学び続ける必要があるのです。 ・部下へ、厳しいことを伝えるのは苦手。 ・パワハラと言われないために、ややこしい部下へは、『ほどほど指導』にしておこう。 ・メンバーを取りまとめて成果を出すのが自分の責任。 でも、どうやって、「成果を上げていけばよいのか?」 今のメンバーで、永続的に事業発展させ続ける経営ができるだろうか? そのためには、思考を固定化させずに昨日までのやり方でいいのか? と、これまでのやり方を批判的思考で疑い、もっと良いやり方はないか?と問い続けることです。 思考を放棄すると、ビジネスにおいて、ジ・エンド。 つまり、会社も終わりです。 頭を使うことは、楽なことではありませんよね。 (頭を使うと、ぐったり疲れます・・・笑) だから、多くの人は楽したいので思考から逃げたくなります。 そして、少数の個人または会社が同じ時代の中で、勝ち続けます。
■叱るとは、精神論だけではない

■叱るとは、思考を磨き、鍛えることである
思考を磨き、思考を鍛えることで、大多数が信じる固定概念から一歩抜け出し、メタ認知ができます。 メタとは、~を越えて、○○の上、などの意味。 『メタ認知』とは、簡単に言いますと認知を高めるということ。 つまり、視座を高めることです。
今の自分を懐疑し(自己懐疑)
今の自分を乗り越える(自己否定)
つまり、自己成長ですね。 さあ、本日も、安全圏から飛び出して、価値ある成果を生み出しましょう!
経営者こそ『自己否定』と『高い視座』を
************* ■ひとこと解説 「演澤法」について 疑うことのできない、大元(X)の真理を決めて固定させ、その真理を起点として、そこから具体(A・B・C・D)に 落としていき、個別の真理に降ろしていく。 つまり、Xが正しいので、それぞれのA・B・C・Dも正しい。 ■叱りの達人 河村晴美プロフィール https://shikarinotatsujin.com/profile/  ]]>

よかったらシェアしてね!