【叱るパワハラ講演68話】『パワハラ対策』上司として巻き込み事故に合わない作法とは

【叱るパワハラ講演68話】『パワハラ対策』上司として巻き込み事故に合わない作法とは

こんにちは。

叱りの達人こと河村晴美です。

さて、今回は、【やる気を引き出す叱り方】講演研修で行っている

ケーススタディを基にお伝えしてまいります。

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<上司と部下の会話事例>

  * ケーススタディ3 *

上司:おいっ!(〇〇)←苗字の呼び捨て
    今月も営業成績ビリじゃねえか!
    ええっ?

    いったいどういうつもりなんだ、
    お前は!(怒)

部下:すっすみません・・・。
    あ、あの・・・

    ら、来月こそは・・・
    かならず・・・
    (涙目)

上司:バカ野郎っ!
    来月、来月って、
    先月もそう言ってたじゃねえか。

    いつもの言い訳じゃねえか!
    (怒)

部下: すっすみません。
    申し訳ありません・・・
    (オロオロ)

上司:どう責任とるんだよ、
    この馬鹿っ!

    どうするんだって聞いてるんだ!
    (怒)

部下: は、はい、
    申し訳ありま・・・
    うっうっうう(泣)

上司:泣くんじゃねえ、馬鹿!
    泣いて同情もらおうって魂胆か?

    泣いたら許されると思ったら
    大間違いだからな!

    どうするんだって
    聞いてるんだよ!(怒)

部下:申し訳ありません・・・(涙)

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いやはや、
ケーススタディを考えながら、

なんだか切なくなって
きました・・・。

部下の山本さん、これでは
やる気が起きないのも
当然ですよね。

さて、上司はどう言えば
良いのでしょうか?

パワハラではなく、
効果的な叱り方とは

どういうことなのか?

講演研修にて、ケーススタディで
学びを深めて実際の現場で

活用できる叱り方をお伝え
していきたいと存じます。

ただし、このケーススタディから
学ぶことは、上司つまり「叱る側」
だけではないですね。

これだけだと

もったいないですね。

部下つまり「叱られる側」だって
学べる点があるのです。

「叱る側」 「叱れる側」

の二項対立ではなく

立場を超えた共通点

しかも学べることは何だろうか?

何だと思いますか?

「叱る側」 「叱れる側」 の
学べる共通点

=========

巻き込み事故に
合わないこと

=========

さて、職場における

「巻き込み事故」とは

何でしょうか?

それは、ヒヤリハットの
事故の前の火種のこと?

あらためて、前提条件の
共有をしておきましょう。

ここでは、人間関係を
話題にして、さらには

「叱る側」 「叱れる側」
学べる共通点は

何でしょうか?

という問いです。

そこで、河村晴美が
考えたことは

相手の言動、行動に
巻き込まれない。

どういうことか?

「叱る側」の上司は

部下の言動である

・すみません
・申し訳ありません
・がんばります

に巻き込まれないことです。

さらには、

部下の行動である

・ため息
・目線を下げている
・姿勢、背すじが丸くなっている

に巻き込まれないことです。

上司が思わず、部下に
キツく当たるのは

なぜなのでしょうか?

それは、部下が

押し黙っているから

では無いでしょうか?

上司が部下に期待していること。

それは

・間髪入れずに
・明確に
・最適な

改善策を言って欲しい。

きっと、こう望んでいるのだと
思います。

しかしながら

目の前の部下からは
それが出てこない。

いや、出てきそうにもない。

だから、イライラが

募り、増幅して、

気持ちが急降下し、

上司が自分自身の
感情の乱高下に、
疲れて

思わず、部下へ当たって
しまったのではないでしょうか?

そう、これこそ、

自分自身の感情に
かき乱されてしまったのです。

では

「巻き込まれない為には、
 ではどうしたら良いのか?」

言動としては

1、謝らせるのではく

  問題点としての事実を
  発言させる。

2、自信を失っている発言
  ではなく、

  改善策を言ってもらう。

3、気合や精神論ではなく

  これからの取組みの
  見通し(対策、仮説、推測)
  を語ってもらう

そうして、会話の最後は

元気一杯に満たして
送り出しをすること

です。

「よし!これで行こう!!」

と。

そうしたら、部下の態度として

・ため息
・目線を下げている
・姿勢、背すじが丸くなっている

・上司の会話にうなづく
・目線をしっかり合わせてくる
・胸を張る、姿勢が良くなる

に変わると思いませんか?

上司たる者、部下の言動や
行動(無言も含めて)

に巻き込まれては
いけないのです。

そこは、ぜひ冷静に
自分を突き放して、

俯瞰することです。

人は、自分の感情に
溺れている人を信用
するでしょうか?

人は、自分を律する人を
尊敬します。

上司がマネジメントするべき
ことは、

自分の感情ではありません。

部下の行動です。

=======

正しい叱り方とは、

部下の自発的行動を
促進させること

=======

さて、あなたの部下は

自発的に積極的に
仕事に取り組んでいますか?

もし、あなたが望む成果が
出ていないならば、

「正しい叱り方」が
未だできていないのかも
しれません。

ぜひ、部下の能力発揮のために
上司も自分に挑戦しましょう!

ではまた。

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『叱るとは使命感の愛』

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