【失敗しないパワハラ対策】優しい上司の手加減が実は上から目線だった

・部下へプレッシャーを与えないようにレベルを手加減するのが部下への思いやりだ ・昨今の社会背景として、厳しい部下育成は流行らないので、叱らない方がいいと思う ・そもそも、部下育成に興味はない(正直、勝手に育ってほしい)

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【失敗しないパワハラ対策】優しい上司の手加減が実は上から目線だった

部下育成がうまくいっていない人は、スタート地点がまちがっています。 実は、部下思いの優しい上司ほど、陥りがちのわながあります。 まずは、部下のために、求める仕事の質、レベルの手加減をやめましょう。 その考えが、実は部下をみくびっているのです。 いわゆる「上から目線」なのです。 そうではなく「部下の思考また行動が停止しているのはなぜなんだろう?」と考えてみることです。 やる気のない人はいません。 部下は、仕事で自分の能力を発揮し、組織に貢献することで自分の存在価値を示したいのです。

上下関係は優劣関係ではない

上司と部下は、一見すると上下関係と受け取れます。 しかしこの上下関係というのは組織の中においての立場であり役割にすぎません。 決して、上下関係が優劣関係を指しているわけではないのです。

手加減ではなく、能力を引き出す

部下に手を差し伸べないといけない。 このように見ているということは、部下に解決能力がないと見ているということです。 部下指導を手加減するということは、部下の成長の未来を信じていないということです。 上司のこのバイアス(偏見)が、部下の成長をはばんでいるのです。 どうしたら、部下が能力発揮できるのか?

上司がするべき部下の能力発揮の方法

上司の仕事は、部下育成に関しては3つです。
1、成長の支援
2、場づくり
3、成長の機会提供

1、成長の支援

1ON1 などの形式で、コーチング(傾聴、承認、質問)、ティーチング、さらに「叱る」もここに含まれます。

2、場づくり

職場でコミュニケーションの場を創ることです。 リモートワークが普及した現在、例えばリモート打ち合わせの冒頭で雑談タイムや近況報告をしあったり、リモートランチなどを組み入れることで、仕事の報告連絡相談とはひと味違う会話ができる場をつくることは大切です。

3、成長の機会提供

研修受講などスキルアップ、キャリアアップの学びの場だけではありません。 むしろ、新しい仕事へのチャレンジなどの経験の機会提供のことです。

まとめ:まちがった優しさが仇(あだ)となる

部下への優しさを履き違えては、結果的に部下の能力向上をじゃましてしまいます。 本当の優しさは、部下を活かし輝かせることです。 そのためには、上司自身が部下を自己突破させる育成方法を身につける必要があります。 部下を伸ばすために、上司もスキルアップしていきませんか? 上司も叱る概念をパラダイムシフトしよう。 ***叱るとは使命感の愛*** 叱りの達人協会 パワハラ対策専門家 河村晴美 https://shikarinotatsujin.com/]]>

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