【悪用厳禁:パワハラ防止に使える】上司が身につけないと損をする【部下を動かす厳選9つの方法】

目次

なぜ、企業はパワハラ対策に取り組まなければいけないのか

さて、2020年6月よりパワハラ防止法が制定されました。 パワハラについての予防と対策の取組みについて、大企業は2020年6月1日、中小企業は2022年4月1日より義務化されました。(明るい職場応援団HP) 組織はパワハラ対策を講じる必要があります。 だからと言って、単に「パワハラをやってはダメですよ」と上司へ言ったところで、残念ながらパワハラ問題は無くなりません。 なぜかというと、上司はパワハラしたいのではなく、部下に仕事で結果を出させるために指導しているのです。 その指導方法に問題があるのであれば、適切な指導方法、関わり方を教育する機会を作る責任は、上司の個人的努力に委ねるのではなく、教育機会を創り出す責任は組織にあるのです。

なぜ、パワハラ対策に悪用厳禁なのか?

「部下を自信喪失させたい」
「部下を怒ることで憂さ晴らししたい」
「部下にオレの方が上なのだと見せたい」
こういったマインドの方には、どんな素晴らしい人間尊重の考え方やスキルであっても逆効果になりますので、今回お伝えることは活用できないので、これ以上読み進めないでください。 というのは、このコラムは
「部下に仕事力をつけてほしい」
「部下の成長を応援したい。そのために自分の能力を磨いていきたい」

という上司の方に役立つ内容をお届けしております。 そして、今回の内容は、応用範囲が広くて、部下を動かすだけではなく、商談でも活用できます。 また、会話もそうですがライティングでも活用できます。 かなり効果が高いので、絶対悪用厳禁が守れる方のみへお伝えする内容です。

パワハラから上司を解放し部下を動かす厳選9つの方法

①相手の心を開くラポール(心理学)

ラポールとはフランス語で「架け橋」という意味です。 それが転じて、心理学用語としても使われています。 ラポールとは、相手と自分の思いに架け橋をつくることです。 架け橋をかけることで、心が開きます。 そして、一体感がめばえて共通認識が作られます。 つまり、親近感がわくということです。 よって、信頼関係を構築する際にラポール構築は必須です。
◆ラポール構築のための言葉の事例
     「共感するなあ」
     「かつての自分もそうだったよ」
     「その気持ち、わかるよ」
人間は孤独を避けたいですよね。 なので、理解してもらえるとうれしくなります。 また、わかってもらえると勇気をもらえます。

②主体は「自分」ではなく「相手」にする

「わたしが、わたしが・・・」と私を先に出すと、せっかくのラポールが切れてしまいかねません。 なぜなら、人は他人には興味も関心もないのです。自分に関心があるのです。 よって、主体は相手、主語を相手にするのです。
◆言葉の事例

  主体が自分の場合
         「私は、この商品は本当にすばらしいものだと思っています」

  主体が相手の場合
         「この商品を手にすることで、あなたは素敵な生活が送れるようになります」
相手の素敵な生活を脳内にイメージしてもらえるように語りかけるのです。 「あなた」と最初に呼びかけることで、心の鍵を開いてもらうのです。

③ストーリーテイリング

ストーリー(物語)をテイリング(語る)を行います。 ストーリーテリングを成功させるためには、さらに注意点が2つあります。
◆ストーリーテイリングを成功させるための2つの秘訣
  ①ディティールにこだわる
  ②会話調にする
ありありと情景が思い浮かぶように描写することです。 また、会話で語ることで、登場人物の心理に分け入っていくことでより共感しやすくなり臨場感が高まります。

④主語を消す

上司が「私はこう思う」と言ったとき、場合によっては納得できない時もあります。 一個人の意見を述べると反論や反発される場合があります。 しかし、あえて主語を消すことで、一般論また常識だと相手に思わせることができます。
◆使い方の事例
      A「私は、仕事から逃げてはいけないと思う」
      B「成長する人は、仕事から逃げない人である」
Aは個人的見解なので、もし上司が言っていることであれば(自分の都合の押しつけなのでは?)と反発したくなるかもしれません。 一方で、Bは「成長する人の条件」という印象を与えることができます。 あえて主語を消すことで、違和感なく相手の心に入っていきます。

⑤YESセット

相手を自分が引き込みたい着地点まで、違和感なくスムーズに引き込むために、YESを積み重ねていく方法です。 導入部分では、誰もがYESという内容で入ります。
使用例
       「良いお天気ですね(雨が降っていますね)」
そして、わたくしがよく使うのは、相手が質問したいことや反論がわいてきたときです。
使用例
       「ここまで話を聞いてきたら、賢い方であれば、こういう質問や疑問もわいてくると思います」
       「こんな視点や反論もあると思うんです」
こうして、先回りして相手の考えを言語化することで「わかってくれている」「ここまで見えている人なんだ」と思ってもらえると、さらに信頼してもらえます。 特に反論の視点での説明をきちんと行うことでフェアな立場ということも伝えることができるのです。

⑥禁止して行動促進

「絶対、◯◯しないでください」というと逆にやりたくなりますよね。 例えば、こういうのはいかがでしょうか?
使用の事例 
          「ピンク色の像を想像しないでください」
こう言われると、ピンクの像を頭の中にイメージしてしまうのです。 それを見越して、あえて禁止の言葉を伝えるのです。 よく学校で見かける光景として、先生が生徒へ 「廊下を走ってはいけません」 実は、生徒の頭の中に「廊下を走っている自分」をしっかりイメージさせてしまい、逆効果なのです。

⑦連結させる

原因と結果の法則について、あなたもどこかで聞いたことがあることでしょう。 関連書籍などもたくさん出ていますが、よく考えてみてください。 複雑な現代社会において、原因と結果の因果関係はそう単純なものではありません。 結果に至った原因は一つに特定にできず、むしろ複数の要因が複雑に絡み合って結果が出たのではないでしょうか? しかし、確かに、結果を出すために相手を動かす言葉の構造はあります。 それが、接続語(連結語)です。
◆使用の事例
    「あなたは私のアドバイスを聞くことによって、ますます実行したくなる」
    「挑戦していくうちに、あなたでしかできない創造的な解決法が発見で切るようになって
       いきます」
    「あなたがこのフィードバックを受けることで、今までいかにもったいないことをしてきたか。
      機会損失してきたことに気づくでしょう」
接続語「〜、よって〜」」〜うちに、〜」「〜することで」を利用すると、前後の文がつながっていなくても潜在意識下で無批判にYESを受け入れさせられているのです。

⑧判断軸をずらす

「やるのか?やらないのか?」という選択を「どのようにやるのか?」に変える方法です。 当初は、行動の有無の選択であったのに、それをすっ飛ばして、行動することが当然だという前提のもとに行動の手段の選定に入っているのです。 行動の躊躇を排除して、行動の選択肢をいくつも考え出すプロセスの中で「意外と難しくないかも・・・」と実現するイメージが鮮明になります。 そして、結果的に行動する怖さが減り、スムーズに最初の一歩が出やすくなるのです。

⑨前提挿入

セールスライティングをたくみに使っているチラシによく見かけます。 また、人気のYouTube動画にも、よく利用されています。
◆使用の事例

  A「購入する前によく読んでください」
  B「最後まで視聴してから判断して、いいなと思ったらチャンネル登録をしてください」
Aでは購入、Bではチャンネル登録という言葉がたくみに行動の要求をしのび込ませています。指示命令をせずに、自然な流れで誘導する方法です。

まとめ:上司が部下からパワハラと誤解されないために

いかがでしたでしょうか? 今回お伝えした【部下を動かす厳選9つの方法】を使いこなすことができれば、もう部下から「パワハラだ!」と言われることがなくなります。 なぜならば、怒る必要がなくなり、指示命令よりも部下が動いてくれる可能性が高まるからです。 こんなにも威力がある人間心理をついたコミュニケーション方法の中で、どれを試してみたいでしょうか? っと、実はここでも使っています。 よく行いがちなのは「学んだことを使ってみたいですか?」と使用するか否かの二者択一で聞くことでしょう。 しかし、あえて「どれを使ってみたいですか?」 使うことを前提として、行動しないという選択肢を排除したのです。 言葉の使用は思考の使用そのものです。 今回お伝えした人を動かすコミュニケーションは、NLPと言われる神経言語プログラミングを応用しています。 理論を知っている人は多いですが、日常生活に活かさないともったいないですね。 今回の学びを部下育成また商談やプレゼンテーション、ご家族との会話などにも使ってみてください。 威力のすごさに驚くことでしょう。 部下も上司も共に成長することで、自己尊厳を高める叱り方について、こちらからどうぞ。 ***叱るとは使命感の愛*** 叱りの達人協会 パワハラ対策専門家 河村晴美]]>

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