【超訳:パワハラと言われない部下指導】なぜ、上司は部下育成に疲れるのか?

目次

なぜ、上司は部下育成に疲れるのか?

あなたは、毎日毎日、部下の成長を願い、真摯に向き合って指導していると思います。 しかし、その部下への深い愛情ゆえに、時に厳しく指導することが、周囲から「あんな言い方しなくても・・・」と誤解されたことはないでしょうか? それも上司の役目の1つだと言葉をのみ込む方もいらっしゃることでしょう。 上司って、誰にも相談できない、孤独な存在ですよね。 「親の心、子知らず」 悩み、時には虚しく感じることもあると思います。 さて、あらためて考えてみましょう。 なぜ、上司は、部下育成に疲れてしまうのでしょうか? それは、部下育成に熱心な上司ほど、疲れてしまうのです。 まじめな上司ほど、部下育成に疲れるたった1つの理由があります。 その理由とは、「説教」してしまうからです。 部下に教えたいと思うからこそ、言葉を足して足して足す。 これが、話が長くなる理由なのです。 ✅まじめな上司ほど、部下育成に疲れるたった1つの理由
言葉の過剰サービスが「説教」になる
では、上司が疲れずに部下育成をする方法、こんな一挙両得の方法として、どうしたら良いのでしょうか? それは、ムダな言葉を捨てることです。
言葉の足し算が「説教」
言葉の引き算が「叱る」

言葉を引き算することが「叱る」

あれこれ言っても、相手は覚えていません。 だからこそ、伝える内容を思い切って削ぐ。 すると、シンプルになりますし、削ったことで言葉が鋭くとがります。

メッセージ構築法は「オッカムの剃刀」

あなたは「オッカムの剃刀」という言葉を聞いたことがありますでしょうか? ウィキペディアにこう説明されています。 ✅オッカムの剃刀について
「ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきでない」とする指針。
オッカムとは人名で、14世紀の哲学者、神学者として活躍した人物です。

もう疲れない!部下を指導する伝え方

今すぐ、部下育成の行動指針を変えることで、あなたは疲れから開放されます。 伝えるべきことを、まずは一旦捨てましょう。 その上で、何を伝えるのか?残すものを決めましょう。 残すための判断軸は、自分が伝えたいことではなく、部下の成長につながることを伝えるのです。 そして、残った言葉すなわち伝える言葉の順番を決めましょう。 上記をまとめます。 ✅上司が疲れない部下指導3つのオキテ
①捨てる
②残す
③順番を決める

まとめ:上司も部下も自分の機嫌は自分でとる

いかがでしょうか? 「オッカムの剃刀」に則って、言葉も手順も無駄を一切削除してシンプルにしました。 よくよく考えてみれば、説教していたときは、同じことをぐるぐる繰り返していただけ。 ということ、過去にありませんでしたか? (私は会社員時代を振り返ると、まさにそうでした) 「つまり、何が言いたいの?」 セルフコーチングすると、本当に言いたいことが浮き彫りになります。 限りある時間を、無駄にしたくないですよね? そして、誰でも、かけがえのない人生を、不愉快に過ごすより、ご機嫌に過ごしたいはずです。 ぜひ、本コラムがあなたの人生の質を向上させるヒントになれば幸いです。 叱りの達人協会 パワハラ対策専門家 河村晴美]]>

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