【部下育成】やる気に頼らない「構造が行動を作る」たった１つのシンプルな理由

人間に意志はない

目的地へ行くためには、歩みを止めるよりも、どんどん前進したほうが良いですよね。 しかし、立ち止まった。 それはなぜか？ 赤信号だからです。 人間社会で生きていれば、「交通ルールは守りましょう」と習ってきました。 実に当たり前のことです。 この現象は、自分が進みたいという意思があるにもかかわらず、信号によって行動制限されているのです。 まさに、私という人間の意思が、構造によって制限されているわけです。

信号待ちは、「指示待ち状態」なのである

信号が赤から青に変わる。 つまり「横断歩道を渡っていいですよ」と許可が出たことで、行動制限が解かれたわけです。 確かに、「交通事故に巻き込まれたくない」という意思はあります。 しかし、「先を急ぎたい」意思よりも、赤信号で止まったのは、信号という構造による行動なのです。

上司のエネルギーを浪費してはいけない

「部下が思うように動かない」

それは 「やる気がないからだ」 「責任感が無い」 「粘り強さが無い」 「気合いが足りない」 上司のあなたは、そう思っていませんか？

しかし、やる気や精神論にアプローチしていても、無駄な徒労に終わることが多いですよね。 上司がストレスを溜めて、疲れてしまってはもったいないのです。

あなたの貴重なエネルギーを浪費してはいけません。 あなたが部下へぶつける怒りや苛立ちは、生産的に活用してみましょう。

それが、部下の行動制限している構造を解き明かすことです。

「部下の思考や行動を制限している要因は何か？」

部下の行動を制限しているのは何か？

部下が思うように成果が上がらないのは、構造的な理由があるからです。

例えば、

・道具の使い方がわかっていない
・マニュアルが古くて、仕事の流れが非効率
・会議の進行ファシリテーションがわかっていない
・仕事の問題点が発見できていない
・そもそも、上司の指示が理解できていない

つまり、上司は伝えたつもりかもしれませんが、部下には「伝わっていない」のです。

叱る前に行うこと

叱る前にできることはたくさんあります。 それが、構造つまり仕組みを変えることです。 部下のやる気に頼らずに、仕事を仕組みを変えてみませんか？ 上司のあなたのストレスが減る可能性は大きいです。