【部下育成コーチング】3年の出向から本体へ戻った30代女子の強みを掘り起こした 2021 7/05 叱り方 リーダーシップ 人材育成 叱る研修 2021年7月5日 目次なぜ、出向3年間がキャリアアップでは無いと考えるのか? Aさんは、3年前に民間企業から行政機関への出向しました。 中央官庁とかではなく、地方創生の出先機関。 出先機関というのはかなり美化された表現で、実際には、地方の特産物などを販売する部門だったのでした。 つまり、Aさんは、この3年間、今まできていたビジネススーツに一度も袖を通すこともなく、毎日、地元の農家の方とのやりとりしたり、両親よりも年上の方をパートさんとして取りまとめたり。 夏前には駐車場の雑草と格闘したり、あんなに美白にこだわっていたのに、3年間は真っ黒に日焼けして、白い歯がさらに輝いていたのでした。 「3年間は、とても貴重な体験でした。 でも、本体に戻ったら、心機一転でこちらの価値観に切り替えていかなきゃと思っています」 前を向くAさんは、確かに頼もしいです。 しかし、ビジネススーツを来ていなかった3年間がビジネススキルが停滞していたような捉え方をしているのでは? と感じました。 ✅なぜ、出向3年間がキャリアアップでは無いと考えるのか? ビジネス街、ビジネススキル、ビジネスパーソン・・・ いずれも接点が無くなっていたと思っていた。 なんだか、時代から時代から取り残されたような、気おくれを感じていた、とのことでした。 いやいや、全くちがいます。 むしろ、Aさんへ河村晴美は伝えました。 「Aさん、3年間で経営者の悩みが共感できるようになったのですよ。 これからのAさんの営業のウリが決まりましたね」 経験から自分の価値を抽出する Aさんの売り。私は3つあると即答しました。 ①60歳以上のパートさん達を取りまとめ動かした ②3年間で150%売上アップさせた ③学んだ人材育成を実践した証拠が語れる Aさんは、人事部で研修担当として外部講師との窓口をしていたので、自分が企画開催した研修のすべてを実践したとのこと。 その成果が、見事に現場で、売上、人材の定着率、年上スタッフを動かすことに活かせたと仰ったのでした。 経験にムダはない すべての体験に意味があります。 いや、意味を定義することができます。 体験に意味づけしないと、どんどんと日常が流れていってしまいます。 どんどん流れていく日常に棹を刺して、言語化する。 すると、学びに変わります。 何からでも学びを抽出すると、無駄なことは無くなりますね。 Aさんが電話でこう言ってくれました。 「また、河村さんと一緒に仕事がしたいと思ってお電話しました」 販売は、言語化次第で売上が変わります。 人も、かける言葉で動きが変わります。 経験が無い人は、やってみて学ぶことで成長していきます。 経験は有るのに、活かせないのはもったいないです。 ときに「がんばれ!」よりも強力なメッセージがあります。 それは、その人の経験を、詳細に言語化することです。 部下が何をしたのか? 上司は、部下を観察して、気づいて、言語化して、伝える。 育む立場の人に必須のスキルです。 あなたも、部下へ、部下の努力のプロセスを言葉で伝えてみませんか? 叱りの達人協会 パワハラ対策専門家 河村晴美]]>