一流の料理人と言葉遣いの達人【文学と日本料理と人材育成の叱る理論の共通構造】

目次

一流の料理人の一流たるゆえんとは

一流食材で美味しい料理を作れるのは、当たり前です。 むしろ、主婦が使っている素材や市販の調味料で、一流料理店で出す料理を作る。 これが一流たる所以とのこと。 これは、文豪とも共通するものなのだろうなあと感じました。 ノーベル文学賞受賞した川端康成の「雪國」より 冒頭の有名な一文、「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」 その次です。 「夜の底が白くなった」 主人公が夜汽車に乗って、国境(くにざかい)のトンネルを抜けた時の様子を 説明ではなく、描写しているところが、秀逸なのです。 と、作家さんに教えて頂きました。 誰もが知っている平易な言葉で書く。 実は、翻訳されやすい文章というのも、世界へ発信するマーケティングなのではないかと思ったりしています。 と、話が横道に逸れましたが、わたくしも、「これ、面白い言葉の使い方だな」と思ったものをメモして言葉を集めています。

「雪国」文豪 川端康成から学ぶ描写の奥義

その中から、一部をお伝えしますね。
・二等船室のような扱い

・良質な病

・明日の太陽に出会う前に

・未来を迎えに行く

・猟奇的努力

・骨で覚える

・まじめにおどける

・忙しいから短い手紙は書けない(パスカル)
書きながら顧みました。 言葉の仕入先が明るみになってしまいそうので、このへんでやめておきます。
言葉とは、その使用である
その言葉に相応しい、つまり予定調和の文脈だと、誰もが行先に安心します。 ただし、それでは離脱確率は高いです。 文章を最後まで読んでもらえないのです。 文章は、ある程度、ミステリーのほうが、最期まで読んでもらえるのです。 結末でどんでん返し。しかし、謎を回収して、読者も納得。 最近、少し気色の異なる本を読んでの気づきでした。 これからも、飽きられない言語使用を磨いていきたいと思います。 明日の太陽を迎えに行く 叱りの達人 パワハラ対策専門家 河村晴美]]>

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