【叱りの達人90話】叱る前の超盲点 2020 6/24 パワハラ対策 テレワーク ハラスメント パワハラ リモートワーク 怒り 怒る 2020年6月24日 先日、本屋さんに立ち寄った帰りに1人でカフェでお茶した時のことです。 隣の席には、社会人3年目くらいでしょうか。 スーツ姿の男性2人組が向い合せに座って話していました。 どうやら、営業の外回りでの小休憩のようです。 さて、その時に、片方の男性のスマホが、テーブルの上で「ブブブ」と細かく動きました。 「はい、もしもし、お疲れ様です。」 どうやら、上司からの電話のようです。 電話の声の主の話に(はい、はい)と神妙な面持ちでうなづいていました。 そして、最後に 「わっかりました!」 ちょっとだけ間をあけて、右手の親指でボタンを押して通話終了。 静かに、スマホをジャケットの内ポケットに収めました。 「そううそう、さっきの話の続きなんだけどさぁ~。」 今の電話の通話が無かったかのように、対面にいる同僚との会話に立ち戻ったのでした。 わたくしは、(ええ~!!!) 思わず心の中でツッコミました。 ============= 部下の「わかりました」は 「聞こえました」である============= よくよく考えると 「分かりました」は、実行着手を宣言した訳ではありませんよね。 現に、お隣の若手営業マンは「わかりました」と言った直後に 何かメモした訳でも、思考したようにも見えず(すくなくとも、河村にとっては) 電話前の状態に戻っただけだったのですから。 それは、部下が悪いのではありません。 敢えて厳しく言いますね。 上司の詰めが甘かったのです。 上司が部下を信じていたので 「確認を怠った」 そこに問題があっただけなのです。 仕事では、確認は日常茶飯事。 しかし、確認の内容について掘り下げて考えてみることで 上司は怒り、ストレスがずいぶんと軽減するはずです。 なぜかというと、部下マネジメントにおける怒り、ストレスの元凶は 『言葉の意味合いのズレによる誤解、齟齬』 なのですから。 よって、上司の行うべき「確認」について。 ・復唱させる・要約させる・行動手順を述べさせる・何をいつ着手するか、 つまり最初の一歩を述べてもらう これらを部下と上司が共有することが大切なのです。 その上で、最後の締めが重要ですね。 上司がエールを言葉で伝えることです。 言葉が部下の行動にエネルギーを注ぎます。 こうすることで部下の意志にエンジンがかかり 行動が発動するのです。 ぜひ、部下の発動を逆算して試してみて下さい。 では、また。 =========== ■河村晴美の仕事の美学 『志事(しごと)とは、自分の存在価値を 最大化して、世の中に貢献すること』 ■叱りの達人協会の理念 『叱るとは使命感の愛』 ■有限会社ハートプロの理念 『日本のビジネスに、知と美と誠実さを』 講演、研修のお問合せはこちらからどうぞ。 あわせて読みたい お問い合わせ 【お問い合わせ・ご相談はお気軽に】 よくある質問はこちらをご覧ください。 よくある質問 フォームからのご質問:24時間受付中です。どんな些細なことでも疑問に感じる... メルマガ登録は、こちらからどうぞ。 https://qrm.y-ml.com/form_if.cgi?id=shikari ■叱りの達人 河村晴美プロフィールhttps://shikarinotatsujin.com/profile/ ]]> パワハラ対策 テレワーク ハラスメント パワハラ リモートワーク 怒り 怒る よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! URLをコピーしました!