【パワハラ進化系】上司の怒りの感情を部下の成長の糧にせよ 2021 2/14 パワハラ対策 失敗 怒り アンガーマネジメント オリンピック コーチ スポコン テレワーク ハラスメント リモートワーク 体罰 叱る 2021年2月14日 ・自分の理性が失われる ・雪だるま式に増幅して暴走する ・他人からの信頼を失う 目次怒りは、心を不自由にする 自制心をを失うとは、どういうことでしょうか? それは、「感情と思考が自分でコントロールできなくなる」ということです。 その怒りの原因が、例えば誰かに言われたことやされたことが原因だったとしたら? あなたのイライラしている心の状態は、実は、相手にコントロールされているということなのです。 いやですよね。こういうのって…。 というのも、この状態は、相手に自分の大切な心を自分の心を征服されて、まんまとネガティブ感情に支配されてしまっているのですから。 怒り感情に心を乗っとられて、あなたは不自由になってしまっているのです。 今すぐ、イヤな相手のネガティブな呪縛から解放されたいと思いませんか? 自分の力で、怒りの感情を制御する方法を身につけましょう。 怒りの感情をエンターテインメントにせよ 怒りの感情は厄介ですが、実は怒りを封印するだけでは、あなたのストレス解消は解決しないのです。 (腹が立つ!)を我慢しつづけると、あなたがストレスを抱えます。 また、被害者意識におちいってしまうかもしれません。 そうなると、怒りはどんどん増幅していきます。 これでは本末転倒。この事態は避けたいですよね。 そこで本コラムでは、怒りを抑えるのではなく、むしろ怒りを積極的に活用する方法をお伝えします。 怒りを積極的に活用する方法 1、怒りを相手の自尊心をくすぐる言葉に変える 「お前!」「貴様!」 ヤンキー業界、極道映画などによく出てくるセリフです。 現代では、相手を威嚇する文脈で使われる代名詞ですが、もともとは、「御前」「貴様」どちらも、高貴な方を示す敬語です。 以前に読んだ、津本陽「薩南示現流」のワンシーンにありました。 仕える殿様に対して、家来が(といっても最高トップの地位ですが) 「和上者!」 と言い、殿の考えをいさめたのです。 和上者、御前、貴様など、本来の意味は相手へ経緯を表する言葉です。 それを、現代で使われている「相手へ敬意を表する言葉」に書き換えて叱ってみましょう。 相手の自尊心を保ちながら叱るので、伝わり方が全く変わります。 2、言い方をエンタメ化する 職場で「なんでこうなるの!?」と言ったりしていませんか? 「なんでこうなるの!?」を、喜怒哀楽それぞれの感情を込めて、言ってみましょう。 怒りの感情で「なんでこうなるの!?」と言うと、相手を責めているように聞こえますよね。 これでは、相手は反省するよりも、自信を失ったり、または正当化したり被害者意識が高まるのではないでしょうか。 哀しい表情で「なんでこうなるの?」と言うと、(二度と同じ失敗は繰り返さないようにしよう)と、相手の内省をうながす可能性を感じさせますね。 ここまでは怒りと悲しみのネガティブ感情を取り上げました。 では、ポジティブ感情の喜びと楽しさで行ってみましょう。 喜びの「なんでこうなるの!?」は、嬉しい発見や望ましい結果を得たとき出るリアクションです。 楽しさの「なんでこうなるの!?」も似ていますね。 これらのリアクションの達人が、エンターテイナーの巨匠 萩本欽一さんです。 欽ちゃんの「なんでこうなるの!?」は、素晴らしいですよね。 同じセリフなのに、怒りの感情で表現するとパワハラになる言葉が、欽ちゃんが言うと笑いが起こり、その場に一体感が生まれるのです。 言い方を変えるだけで、結果が変わるのです。 もちろん、仕事において笑えない状況はありますが、それでも笑いは力であり、ネガティブ感情を一掃させて、人々の一体感を起こさせてくれます。 パワハラワードは、言葉の表記そのものが否定語の場合もありますが、一方で言い方に問題がある場合もあります。 言い方を、喜怒哀楽の怒りから、喜びと楽しさに変えてみましょう。 すると、相手の反応が変わるはずです。 大切なことは、相手に今までと異なる行動をとってもらうことです。 思考実験、行動実験そのものも、エンターテインメントです。 相手の行動変容を望むために、自分の言動と行動を変えてみましょう。 3、個人ではなく「構造」を分析する 人を理解する場合、よくあるのが「なぜ、そうしたのか?」と相手の内面を深掘りする問いを立てることが多いです。 また、解決思考の人は「どうしたら、本人が変わるのか?」と手段や方法論をテーマにすることでしょう。 しかしながら、本人の指向や改善行動にアプローチするよりも、もっと深い部分に焦点を当てる問いがあります。 「何が、そうさせたのか?」 本人をとりまく環境や社会、時代背景からのアプローチです。 個人に焦点を当てるのではなく、構造的視点に立つと、叱ったり、場合によっては個人攻撃する必要がなくなるのです。 「あなたは、なぜそうしたのか?」:個人への探求 「あなたは、どうしたら変わるのか?」:個人への改善行動 「何が、あなたをそうさせたのか?」:個人をとりまく構造へアプローチ まとめ:怒りを表面でとらえるテクニックは危険 怒りの感情を、表面的にとらえただけでは解決できません。 表面上は問題なく取り繕ったとしても、いつかどこかで思いがけない状況で、怒りの感情が噴き出てくるからです。 現状を直視することから逃げないことです。 そのためには 「直視する勇気を持とう」という精神論よりも、直視から逃げず怖がらない分析と対処法を身につける。 つまり知性(思考)をもっていることのほうが、よっぽど精神衛生は守られて安心できますよね。 怒りを、ネガティブ感情ではなくポジティブとしておおいに活用する。 それが、エンターテインメントに反転させる思考と実行策です。 言葉とは概念の創造である ぜひ、思考実験・行動実験を楽しんでみて下さい。 「パワハラ対策は人間の尊厳を保持することが出発点」叱りの達人®河村晴美(パワハラ対策専門家) お問合せは、叱りの達人協会(有限会社ハートプロ)]]> パワハラ対策 失敗 怒り アンガーマネジメント オリンピック コーチ スポコン テレワーク ハラスメント リモートワーク 体罰 叱る よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! URLをコピーしました!