一瞬でイライラ怒り感情を消す方法【怒りの感情AKB理論】

新聞を含むメディアなど、今日もさまざまな組織や職場でハラスメント問題が起きている記事を目にします。2020年4月にパワハラ防止法が施行されたにも関わらず、今なおパワハラ問題は無くなりません。なぜ、パワハラ問題はなくならないのでしょうか?

目次

パワハラとは何か

パワハラとは、一般的に職場の嫌がらせやいじめ と言われていますが、厚生労働省にて明確に定義されています。

パワーハラスメントの定義(厚生労働省HPに掲載あり)

①優越的な関係を背景とした言動
②業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
③労働者の就業環境が害される


職場のパワーハラスメントとは、上記の3つの要素をすべて満たすものをいいます。なお、客観的にみて、業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導については、職場におけるパワーハラスメントには該当しません。

なぜ、職場でパワハラ問題が起きてしまうのでしょうか?その原因として、以下のことが考えられます。

■職場でのイライラ、怒り感情がわく事例
(例)
・部下指導に熱が入りすぎてしまい業務指導のつもりが、人格否定までしてしまった
・部下が何度も同じ間違いを繰り返すので 「いい加減にしてほしい!」とつい声を荒げてしまった
・忙しい時に限って、部下が些細なミスを繰り返すので、イライラがたまり怒ってしまった

などです。誰しもイラッとすることはあります。しかし、そのまま相手に当たってしまうと人間関係が壊れてしまう危険がありますよね。そうならないためには、相手に当たらないように怒りの暴走を制御したいものですよね。
自制心、つまり、怒り感情のコントロールが必要です。

怒りの感情をコントロールするシンプルな方法

怒り感情をコントロールする方法は色々あります。
中でも、今すぐできるカンタンな方法をお伝えします。

イライラや怒り感情を自分でコントロールするための方法。怒り感情に気づき、深呼吸してリラックスし、感情の書き換えをしましょう。怒りの感情コントロールAKB理論は、叱りの達人協会のオリジナルコンテンツです。
怒りの感情コントロールするAKB理論(叱りの達人協会によるオリジナルコンテンツ)

怒りの感情をコントロールする方法:AKB理論

【怒りの感情コントロール:AKB理論】

A:「あっ、今わたしは怒っている」と気づく
K:呼吸を整え、息を吐く(深呼吸)
B:怒ってるんじゃない。ビックリしたのだと感情を書き換える

たったこれだけです。簡単ですよね?これだけで、相手に当たり散らすことがなくなります。

なぜ、相手ではなく自分の感情をコントロールする必要があるのか?


(自分ばかり我慢するのは理不尽だ!)

そう思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実はこの方法は、自分を危険から守るリスクマネジメントです。なぜなら、怒り感情が暴発してしまうことで、あなたがせっかく築いてきた信用を一瞬で失墜させてしまう危険があるからです。

怒っているのか?
八つ当たりなのか?
不機嫌をぶちまけているのか?

ぜひ、冷静に自分を客観視してみましょう。

怒り感情をコントロールできないことは、信頼を失うこと

さらに深掘りして考えてみましょう。

あなたは、本当は誰に対して、何に対して怒っているのですか?

実は、自分の感情をコントロールできない自分自身の未熟さに腹が立っているのではありませんか?

自分の未熟さに向き合う

この境地に立つ人が、本当に強い人です。自分の未熟さに向き合うことができる人が今の自分を乗り越えていける人なのです。逆に言うと、この現実に向き合う勇気が無い人が、自分の弱さに向き合わずに、他者のせいにして現実逃避しているのです。

「あなたのために叱っている」の嘘


自分の感情をコントロールできていない人が、「あなたの成長のために、叱ってるんです」と言っても、相手から信頼されるでしょうか?そんなことはないですよね。自分を律することができない人が、いくら部下のために厳しいフィードバックを行い、それを上司本人は「叱った」つもりでも、部下は「怒られた」と感じることでしょう。そのとき、上司の指示や助言は、部下の心には届かないのです。

せっかくの愛あるフィードバックなのに、もったいないですよね。
だからこそ、上司は冷静さを忘れてはいけないのです。


古今東西問わず、


自分を律する


これは、

日本では武士道精神
欧米では騎士道精神


自分を律することができない人は、部下メンバーを動かすことはできません。そして、自分よりも周囲のメンバーががシビアに見ています。人を動かす立場の人は、誰よりも自分に厳しくありたいものですね。他者をマネジメントする前に、まず自分を律するリーダーシップを身につけてみませんか?

]]>
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次