【パワハラ】こっそり上司を動かすボスマネジメント・セブンルール(厳選7つ) 2023 4/09 パワハラ対策 アンガーマネジメント パワハラ ボスマネジメント マネジメント メンタルヘルス 人材育成 転職 2022年12月21日2023年4月9日 目次パワハラされたくないあなたへ「パワハラ自己防衛能力」を身につける あなたの周りにパワハラ社員はいませんか?特に、上司がパワハラ社員だと厄介です。なぜかというと、基本的に部下が上司を選ぶことは不可能だからです。 会社は自分で就職活動して選んだのに、いざ入社すると上司は選べない… 合わせて読みたい:脱パワハラ!パワハラ防止法で知っておくべき3つの定義と6つの行動類型 うまく上司を動かしている人の行動特性 上司が選べないとなると、部下メンバーは我慢しなければいけないのか?実はそんなことは無いのです。ガマンもストレスもためないやり方があるのです。 あなたの周りにいませんか?いつでも、どこでも、誰とでもうまくやっていく人。その人はどうやってうまく周囲を巻き込んで自分の意志を通しているのでしょうか? 人間関係でストレスを溜めずに、上司とうまくやっている人の特長・上司とハレーションを起こさない・周囲を味方につける・自分のストレスを溜めない・ときどき毒を吐いているのに、嫌われない・しっかり高評価をもらっている こんなことがあなたも実現できたら良いと思いませんか? それが本コラムで提案する内容です。部下が上司を管理するボスマネジメントのススメです。 ボスマネジメントで得られること ボスマネジメントで、部下のあなたが得られるメリットは以下の5つです。 部下が上司を動かすボスマネジメントのメリット・部下がストレスから解放される・快適な人間関係が得られる・仕事のやりがいを感じられる・自分の能力発揮と自己成長が得られる・ゆるぎない自信を得る ボスマネジメントの定義 ボスマネジメントとは、一言で言うと『部下が上司をマネジメントすること』です。 普通は、上司が部下を管理しますよね?けれども、ここでは逆転の発想です。 ボスマネジメントの基本方針 パワハラされないための自己防衛策:ボスマネジメント3つの基本姿勢(ボスマネ3S) とはいえ、部下が上司を操作しようとすれば、上司の逆鱗(げきりん)に触れる!って思いましたか? もちろん、正面きって行うと、相手は不愉快なので、反発、反抗してくるのが予想されます。真正面から戦いを挑むことはナンセンスです!そんなことしたら、ますますあなたへの風当たりが強くなるだけなので、絶対にやめましょう。 ボスマネジメントを成功させる!上司をうま〜く動かすための基本姿勢です。 ボスマネジメントを成功させる3つの基本姿勢(ボスマネ3S)1:しなやかに2:したたかに3:さりげなく 上司は敵ではありません。上司を自分の味方につけることが得策です。このほうが、あなたがやりたいことがスイスイ進むと思いませんか? ボスマネジメント7つの基本行動(ボスマネ・セブンルール) ボスマネジメント・セブンルール(叱りの達人協会コンテンツ) 「基本姿勢はわかった。では、具体的に何すれば良いの?」というあなたへ、具体的アクションを以下に解説しますね。 ボスマネジメント7つの行動(ボスマネ・セブンルール)1:ボジティブ反応を示す2:即レスする3:ポジティブアクションを倍返しする4:接続詞を変える5:成長変化を見せる6:共通の敵を作る7:利害関係を一致させる 1つ1つ一緒に学んでいきましょう。 1:ボジティブ反応を示す 意見が合わない上司でも、時には(万に一つくらい)グッドボタンを押したくなることもありますよね?そんな時は、ポジティブに反応を示しましょう。ちょっと大袈裟に演じてみることも必要です。 ボジティブ反応の事例・わあ!ありがとうございます・ホント助かりました・かしこまりました! 2:即レスする 相手へ指示や依頼をしたら、スルーされると心配になりますよね? (無視されたのかも…)(それとも、無言の反抗か?) 相手からのレスポンスが遅かったり無かったりすると、不信感をもってしまうこともあります。上司から猜疑心をもたれないための予防として、一言で良いので、すぐに返すようにしましょう。 ラクしてカンタン!即レスの事例・口頭で一言「わかりました!」と言う・ショートメールなどで1行で「拝承しました!」と返信・このあとに対応する予定を、先出しして伝える 3:ポジティブアクションを倍返しする ボジティブリアクションとしては、なんと言っても感謝の言葉を伝えることが一番良いです。例えば、「ありがとうございます」「助かりました」など。 上司を動かすためには、さらにポジティブリアクションを倍返しに膨らませましょう。 例えば、こんな一言添えて見ませんか? ポジティブリアクションを倍返し「わあ!」「なんと!」「ほんッとに」 特に、話し言葉として活用してみてください。慣れないうちは気恥ずかしいかもしれませんが、これも自己演出の1つです。無理しない範囲でちょっと試してみてください。意外なくらいに、相手が喜ぶかもしれませんね。 4:接続詞を変える もしあなたが自分が言ったことをいきなり否定されたら、どう感じますか?きっと、相手に対してネガティブ感情がわいてくるのではないでしょうか? 誰だって否定されたらイヤですよね。(イヤだな)って思われるということは、相手は心の扉を閉めてしまうということで、その後にどんなに正論や必要性を説いても相手には届かなくなってしまいます。 そうならないためにも、相手の発言を受けて自分の意見を伝えるときには、接続詞の使い方をちょっと変えるだけで、相手への響き方が格段に変わります。 相手の意見を否定して反論するのは、相手は論破されたと感じます。「その説得には屈服しないぞ!」と身構えてしまいます。そうではなく、相手に納得してもらうために相手の発言を肯定し、あなたの意見をつなげていくとうまくいきます。 NGな接続詞:「でも」「だって」「そうは言っても」 OKな接続詞:「そこで」「だからこそ」「そうすると」 5:成長変化を見せる あなたの変化を見せましょう。変化とは、ビフォー&アフターのことで、特にアフターが重要です。あなたの成長は、上司が組織から評価される実績です。一方で、上司へ意見を述べたり、反論したいときにも、あなたが実力や実績を上げているならば、周囲が一目置く存在になっているはず。すると、上司も無下にあなたの意見を退けるわけにはいかなくなっているはずです。 ということで、あなたが影響力を強くするためにも、成長している姿を示すことが肝要です。 6:共通の敵を作る 上司を敵対視するするのではなく、上司と自分をワンチームに見立てることで仲間意識を高めます。ゲームでもそうですが、、一番仲良くなれるのは共通の敵を倒す時ではありませんか? 『敵』というと個人攻撃を想像するかもしれませんが、決して誰か特定の人を攻撃するのではありません。『敵』とは、世の中の困り事、もっと言うと、人類の幸せを実現させるために立ちはだかっている課題です。世の中の不便、不満、不安などの「不の解消」をなくして、人々の幸せを実現させる。その目的達成のために、眼前の壁として、たとえば難攻不落のクライアントとの契約を取るなどがあります。 繰り返しますが、『敵』を実在する人物やライバル会社に設定してしまうと弊害が生まれるのでやめましょう。その理由は、自分のエゴや自社利益重視が強くなってしまいます。これでは、結果的に敵を増やしてしまうことになりかねません。 世の中に賛同し応援してもらうために、仮想する敵は、社会の問題、固定概念、業界の常識などです。それを掲げて、上司へ「一緒に挑みましょう!」「力を貸してください!」と働きかけていくのです。 ストレスを感じる相手(=上司)だけど、怒りの矛先を上司へ向けると、あなたが上司から攻撃反撃される危険があります。そうならないために、別のターゲットを設定して、そちらへ『正義の怒り』エネルギーを流すのです。 あなたが孤軍奮闘するのではなく、上司を巻き込んで担ぎ出すという戦略です。 7:利害関係を一致させる 6『共通の敵を作る』の延長です。上司を動かすためには、上司に納得してもらうことが重要です。人は説得しようとすれば反発されます。人は自分で納得したときに自ら進んで動き始めます。 そこで、上司と利害関係を一致させるロジックを構築する必要があります。 上司と利害関係を一致させるためには、上司自身が解決したいこと、避けたいこと、メリットなどを、部下のあなたと組んで取り組むことで、解決方向へ進むことを説明するのです。 上司へ利害関係の一致を理解してもらう説明の事例(上司の名前)◯◯さんが問題視していることは▲▲ですよね?そこで、解決のために、私も考えてみました。そこで、解決のために私も考えてみました。この案で進めていくと、◯◯さんが懸念されていることが払拭できる可能性があります。この方向であってますか? 実は、上記のセリフは、部下が示した解決策がOKなのか?NGなのか?を聞いているのではありません。方向性を確認しています。方向性とは、上司が解決したいゴールへの道筋のことです。この質問においては、限りなくハズす確率は低いと思いませんか? この確認質問をはさんだ上で、次の質問を投げかけてみましょう。 (つづき)それでは、◯◯さんが望む解決を実現させるために、私が考えた戦略と戦術は3つあるのですが、説明しても宜しいでしょうか? しつこいようですが、どんなに良いアイデアであっても、上司との信頼関係が無い場合は、部下が自分勝手に考えたこと、思考の先走りと受け止められる危険があります。暴走している部下は、上司は全力でストップをかけてきます。行動の強制制御、つまり部下の立場からすれば「せっかくやろうと意気込んだのにジャマされたと感じるのは、こういうことです。 部下ご自身が暴走していないか?自問自答して、常に上司へ『あなたと私は利害関係が一致している』と伝え続けることが重要です。 ボスマネジメントで心がけるべきこと 上司を動かすことは、部下のあなたが自分のエゴやわがままで行おうとすると、途端にうまくいかなくなります。そうではなく、仕事をうまく進めていく、成果を上げるために上司を活用するという視点で行うことで、ボスマネジメントがうまく回りはじめます。 部下のわがまま(エゴ)で行うことは、上司そして周囲も共感・納得・協力してくれない全体利益のための行動のために、ボスマネジメントを行うとうまくいく この心がけを忘れずに怠らずに、ぜひボスマネジメントを試してみてくださいね。あなたがストレスから解放されて、仕事を楽しみ、どんどん成長を加速されていくことにお役に立てますとうれしいです。 ]]>