一瞬で人を動かす心理交渉術「誰でも今すぐできる」最速最短5ステップ

目次

人間関係で悩まない人はいない

相手を思い通りに動かしたい

職場、友人、家族、仲間、ご近所つきあいなど、人間関係で悩まない人はいません。

自分のことを受け入れてほしい。賛同してほしい。理解して欲しい。あなたと同じくわたくし河村晴美も願っています。いや、願うレベルではなく、渇望しています。

わかって欲しい…

人間は社会的動物。だからこそ、コミュニティの中で阻害されることは、本当につらいことですよね。
自分のことを相手に理解してもらい、賛同そして動いてもらう。そのためにはどうしたら良いでしょうか?

これまでいろんな心理テクニックの本を読み漁りました。例えば、言葉の使い方については、難しい言語論から営業テクニックについて。または、相手の思考を読み解く非言語解読つまりジェスチャーの読み解き方など。

それらを、1つ1つ試してみました。その中には、複雑すぎて(面倒だな〜)と思うものも多かったです。

例えば、相手の視線さらに瞳孔が右に向いた時、左に向いた時の心理状態はコレだ!とか。

相手の目の中の瞳の動きを観察するには、かなりジッと見つめなければいけません。実際にやってみたところ、相手は私をジッと見つめ返す、または目を反らされました。

と、こんな感じで色々試してみて、私なりにシンプルに法則化したことをお伝えします。

悪用厳禁!一瞬で相手を動かす交渉術

これは、意のままに操りたいという悪意よりも、相手と良い関係を築きたいと願う、誠実な人に役立てていただきたいスキルです。

一瞬で相手を動かす交渉5ステップ

ステップ①:相手の心情を理解する
ステップ②:相手の心象風景を言語化する
ステップ③:相手が気づいていない視点を提供する
ステップ④:相手のメリットを伝える
ステップ⑤:新しい視点をそっと提案する

事例を用いて、各ステップを説明しますね。

事例】自分は「できる」を思っているのに、相手が「それは無理だ!」と反対している

ステップ①:相手の心情を理解する

自分と相手の意見が対立していると、不愉快に感じたり、(なんてわからず屋なんだ!)って怒ったりしたくなりますよね。でも、そうやって突っぱねてしまうと、あなたの意見が相手に通じる道筋を失ってしまいます。

そこで、まずは、相手の主張の背景を理解しましょう。

(なぜ、相手はそのように主張しているのだろうか?)

このように、主張の後ろに潜む背景を類推するのです。

誤解を恐れずに言いますね。共感できなくていいんです。相手の立場から発信する主張を理解するのです。

(あ〜、◯◯さんの立場から見ると、▲▲と見えているのかもしれないな)

相手の心配事を探究し、特定していくのです。これって、探偵みたいで楽しくなりませんか?

探偵またはスパイになったつもりで、相手の主張の背後にある心配事を類推する

ステップ②:相手の心象風景を言語化する

相手の主張を理解して、できれば心配事を特定(仮置きでOK)して、言語化して伝えます。

「◯◯さんは、▲▲と感じているんですね」
「◯◯さんが心配しているのは、▲▲でしょうか?」
「私の理解は、合っていますか?」

人は快感よりも不快感を避けたい動物です。いわゆる危機意識で思考も行動も選択します。

つまり、相手の主張の根拠は、何かから(強烈に)避けたいのです。

よって、相手が避けたいことを類推して、言語化してみると、相手からは(この人はわかってくれている!)と好感をもたれるのです。

ステップ③:相手が気づいていない視点を提供する

相手が反対しているのは、心配事を避けたいからです。よって、心配事を避けることができるのではあればOKです。
そこで、心配事を避けることができる、相手が気づいていない新しい視点を提供しましょう。

「◯◯さんが心配している(避けたい)ことをきちんと配慮した、別の解決策があるんです」

それが、あなたの主張ということです。あくまでも、私の意見ではなく、相手の視点を出発点としていることが重要です。

ステップ④:相手のデメリットとメリットを伝える

とはいえ、相手はまだまだ警戒していることでしょう。

(ほんとに大丈夫かな?)

相手が動いてくれないわけですから、あなたの主張が通るために、丁寧に取り除いていく必要があります。それが、相手を主語にして、デメリットとメリットの両方を伝えることです。

ステップ②で、人は快感より不快感で動くとお伝えしました。ここでいうところの、デメリットとメリットのことです。

人は、メリット(快感)よりもデメリット(不快感)に敏感に反応します。よって、デメリット推しの方が即効性は高いのですが、デメリットばかり強調されると、同時に不愉快な感じがするんですよね。

まさに、(なんか、イヤ…)

理屈ではなく、感情が拒絶してしまいます。よって、感情をも味方につけるためにメリットも言語化して伝えることが大切です。

デメリットそしてメリットを伝えることで、2方向からフェアにアプローチしましょう。

「新しい方法を取り入れないと、予想されるデメリットは◯◯です。一方で、取り入れるメリットは▲▲です」

ステップ⑤:新しい視点をそっと提案する

人は強制されると、どんなに正しいことであっても反発したくなります。学校の物理の授業でも習いましたね。

『作用・反作用の法則』

運動法則であり、宇宙の普遍真理と言っても過言ではありません。
強い強制力で制すると、同じくらい反発されるってことです。

正論を突きつけるほど、相手は反発そして反抗する

だからと言って、心配する必要はありません。

ここまでのステップで、相手にあなたの提示は新しい気づきとして十分伝わっています。だからこそ、相手の決断を信じましょう。最後は、相手が自分で決めたことに託すしかないのです。

人間は自分で決めたことしか、責任を引き受けません。他者が決めたことで実行してうまくいけば、依存心が強くなってしまいます。

(あ〜、どうせ私は自分で考える能力は低いんだ。他者が指示する内容の方が私よりも正しい。自分の考えはもたない方が良いんだ)

逆に、他者から強制されてうまくいかなかったら、被害者意識が強くなります。

(ほら、うまくいかなかったじゃやないか。私のせいじゃない。命令した人の責任だ!)

人間は、何人たりとも、本人の考えを奪うことをしてはいけません。だからこそ、強制ではなく、提案して、最後は本人に決めてもらう。その余白を残しながら、提案することが大事です。

相手の決断を尊重する

これが、相手を尊重する ということにも通じることです。

説得とは、認知構造を変えること

説得と納得は全く異なります。

説得とは、他者が強制または命令して動かすことです。一方で、納得とは、本人が主体的に受け入れて動くことです。

説得は、外部からの圧力で動く
納得は、内発的な動機づけで動く

人を動かす近道は、説得ではなく納得してもらうことがコツ

人を動かすためには、説得ではなく納得してもらうことが絶対条件です。仮に、その場では説得がうまくいっても、のちのちトラブルになることがあるからです。

本人が心から「そうだ!」と納得して動くことほど、強い動機づけはありません。だかららこそ、本コラムでお伝えした一瞬で相手を動かす交渉術は、すべてのプロセスにおける主語は「相手」なのです。

この方法は、強烈に効果を発揮してしまいます。よって、繰り返してお伝えします。ほんとに、悪用厳禁です。

あなたご自身とあなたの大切な人との未来を創るハートフルな関係構築にのみ活用してくださいね。
あなたの人生がさらに輝きを放つために、一瞬で相手を動かす心理交渉術を活用いただけるとうれしいです。

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