優れたリーダーは『説明スキル』におぼれない(人を動かす2つポイント) 2023 4/09 話し方(スピーチ) 説明スキル 部下育成 アンガーマネジメント コーチング パワハラ マネジメント リーダーシップ 人を動かす 人材育成 叱る 怒る 2023年1月20日2023年4月9日 目次人を動かすリーダーは、目の前の現実から逃げない 多くのビジネスパーソンが誤解しています。優秀なビジネスパーソほど(そんなはずはない!)と思い込んでいることがあります。それは「わかりやすい説明さえすれば、人は動いてくれるにちがいない」という勘違いです。 人間は、わかりやすい説明を聞いても動かない なぜ、あなたの指示は後回しにされるのか 人は、どんなにわかりやすく説明されても動かないことがあります。(今の私には必要無い)(面倒だなあ…)(難しそうだな)(それ苦手なんだよな)(私には関係ないよ) 少しでも、上記のように相手が感じてしまったら、行動の優先順位から落ちていきます。相手にとっての優先順位が下がってしまうということは、あなたの指示や依頼は、後回しにされてしまうのです。 悲しい現実ですが、あなたがどんなに説明スキルを磨いても、あなたが思う通りに相手が動いていてくれるかどうかは、わからないということです。 いくら『説明スキル』を磨いても、人を動かすことはできない 『説明』よりも、伝えるべき事は『実現イメージ』&『パーパス(目的)』 人を動かす達人が意識しているのは、わかりやすい説明ではありません。人を動かす達人が意図して伝えていることは、2つです。それは、『実現後イメージ』と『目的(パーパス)』です。 人を動かすリーダーが必ず伝えていること①目的(パーパス)②実現後イメージ 人を動かすリーダーが必ず伝えていること:①目的(パーパス) 人は、何をするのか?(指示)や、どのようにやるのか?(方法手段)の説明をされても、動きません。それよりも、「なぜ、それをやる必要があるのか?」目的や意義、意味づけが腹落ちした時に、心に火がつきます。 理屈ではわかるけど、なんかイヤ… 正論を述べられても、気がのらないことってありますよね。試験勉強、禁煙、ダイエット、運動…など、やり方は頭ではわかっている。けれども、本心は拒絶している…。 このような時こそ、自発的に動くために、「なぜ、それを行う必要があるのか?」ここを、部下メンバーのみならず、上司自身も腹落ちさせる必要があるのです。 優れたリーダーは、どうやって周囲を巻き込み、成果を出しているのか?TEDで上位の再生回数を誇る、サイモンシネックの「優れたリーダ〜はどうやって行動するか」で語られています。 目的(パーパス)が、本気にスイッチを入れる 目的(パーパス)が、人の心に火をつけるのです。なぜ、この商品(サービス)を扱っているのか?なぜ、創業者は、この仕事を創業したのか?なぜ、自分はこの会社に所属し、この仕事をしているのか?この時代に、我が社が世の中から求められていることは何か?部下メンバーへ、目的を言語化し、伝える。これがリーダーの役割です。 人を動かすリーダーが必ず伝えていること:②実現後イメージ 人を動かす方法として、上司がやりやすいのは、指示命令を出すことです。しかし、それだけで部下メンバーは動くとは限りません。むしろ、優秀な部下メンバーほど「あれをやれ!」「言われたことだけをやればいいんだ!」だけでは動かないものです。 人は、指示命令だけでは動かない 一方で、優れたリーダーは、まず最初に、実現したイメージを伝えています。(あんな風になりたい)と気持ちを鼓舞させます。ありありと映像が思い浮かび、体感を感じられるように、五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)を刺激するように伝えます。例えば「これをすれば~なります」。という感じです。 そして、実現した後に広がる世界、波及効果も言葉で伝えています。例えば「あなたが実現した時には、こんな波及効果も及ぼすことができるんだよ」。 人は、実現後のイメージを伝えると自ら進んで動き始める・相手を主人公にして、実現した状況をありありとイメージできるよう伝える・実現したことの波及効果を、相手の予想を超えるスケールで伝える このように、実現したイメージを描くことができれば、部下メンバーは(あのゴールを実現させたい!)と動き始めます。 鮮明にイメージしてもらうためには、ストーリーを語ることです。このように、リーダーは部下メンバーへ、ゴール達成への道筋と実現後のイメージをありありと想像できるように、ストーリーを語りましょう。 まとめ いかがでしたか?人を動かすことは容易ではありませんよね。だからこそ、まずは、リーダーとして、自分の伝え方のスキルと部下メンバーへの関わり方(あり方)を磨く必要があるのです。ぜひ、やってみてくださいね。言葉が世界を作るのです。これからも、言葉を磨いていきましょう。 言葉が世界を作る ]]>