【部下育成のカギ】なぜ、ピアニスト反田恭平さんはショパンコンクールで2位が取れたのか? 2021 12/27 思考力 ほめる リーダーシップ 人材育成 叱る 2021年12月27日 目次なぜ、ピアニスト反田恭平さんがショパンコンクールで2位が取れたのか? 2021年ショパンコンクールにて、日本人が第2位を獲得しました。 これは、51年ぶりの快挙だそうです。 ニュースでご覧になった方も多いことでしょう。 2021年10月、第18回ショパン国際コンクールにて、反田恭平さんが第2位に入賞されました。 わたくし河村晴美は、ピアノは小学6年生まで習っていましたが、音楽よりもスポーツが大好きだったので、中学進学とともに、あっさり辞めました。 特に後悔は無いですが、ピアノの音はやっぱり良いなあと、今回の快挙がメディアに何度も取り上げられ、その度に反田さんの演奏をテレビから聞いていました。 さて、反田恭平さんのこれまでのエピソードがテレビ番組で取り上げられています。 私も、NHK-BS番組を録画して、拝見しました。 そこには、明確な戦略があったのです。 過去のデータを分析する 反田恭平さんが、ショパンコンクールにエントリーしたと同時に、過去の入賞者が何の曲を演奏したのか?を数え上げたそうです。 一人一人の演奏曲を、ノートに正の字を書いていったとのこと。 ご自身でも「アナログですよね」と笑って仰っていました。 「好き」ならば「好き」の周辺領域を極めよ 5歳でピアノを始めた時から、きっとピアノは好きだったのでしょう。 しかし、ここまで極めることができたのは、それだけではないはず。 NHK-BSの特集番組でお話されていたことで、とても印象深かったことがあります。 (ピアノの)音を変えるために、肉体改造した。 それは、筋肉をつけて、体重を増やすことで、音に重厚感をつくという戦略をとったのです。 「ピアニストじゃなくて、アスリートですね」(笑) ご本人が軽やかに笑って仰いました。 一般人は「好き」しかやらない。 しかし、一流になる人は「好き」の周辺領域を極めていく。 自分が「好き」だけでは乗り越えられない壁がある また、こうも仰っていました。 「幼い頃から、この舞台で演奏するTV番組をずっと見てきた。 自分がこの舞台に立てることをずっと夢見てきた。 それが実現して嬉しい」 「ずっと、ショパンに憧れていた」 「この程度の実力だと、先生に申し訳ない」 「尊敬するショパン、そしてこの街で僕を受け入れてくれたポーランドの皆さんへ感謝を捧げる」 (反田さんは現在ポーランド在住) なぜ、ショパンコンクールに出場したのか そもそものきっかけです。 なぜ、ショパンコンクールに出場したのか それは「若手音楽家の活躍の場を広げるため」だそうです。 音楽で食べて生きていける人を増やしたい。 その活動をご自身で会社を立ち上げたそうです。 そして、若手音楽家が活躍できる場を広げるために、まずは自分が知名度を上げようという思いに至ったのでした。 「誰かのために」 この原動力が人を突き動かしていく 「ほめられたい」では成し遂げられない壁 受賞後には、こう仰っていました。 「ここまで色々な人にお世話になり、助けてもらった。 その全ての人に感謝したい」 今、世の中では「ほめられたい」症候群が蔓延しています。 確かに、ほめられるのは気持ちが良いものです。 ただし、「ほめられたい」は、あくまでも自分中心です。 「ほめられたい」は、Look at me. しかし、これは逆に言うと、ほめられないとやる気が出ないということです。 これでは、やがて限界がきますよね。 ブレイクスルー(自己突破)する人は、自分を見て欲しいとは思っていません。 自分ではなく、外側つまり相手そして世の中を見つめています。 そう、Look at you. 世の中に貢献したいという思いが、人を突き動かしていくのです。 それが、人々を感動させるのです。 承認欲求の限界。貢献欲求の成長. 「ほめられたい」は、Look at me. 「役に立ちたい」は、Look at you. 「ほめられたい」は、承認欲求。 「役に立ちたい」は、貢献欲求。 あなたは、部下をどちらに導きたいですか? そして、あなたご自身は、どちらに最適化していきたいですか? 叱りの達人 パワハラ対策専門家 河村 晴美 《無料で自動的にコラムが届きます》 「叱るだけじゃない」 思考力を磨く叱りの達人メールマガジン 「それって、ホントに正しいの?」 「何が、そう思い込ませているの?」 思い込み、固定概念、先入観を解体し、新しい価値観の再構築のヒントになる内容です。 週2回程度、お昼ごろに届きます。 無料メルマガ配信解除は、いつでもできます。 後回しない! 今すぐメルマガ登録を >>こちらの登録フォームからどうぞ。 ]]>