社員が辞めない「パワハラ」と言われない叱り方の極意 2023 4/09 マネジメント 2023年1月11日2023年4月9日 目次社長が気づけない『社員が辞める理由』とは 社員が辞めない「パワハラ」にならない叱り方にはコツがあります。社長と社員の人間関係を信頼に変えて、組織が強くなるためには、社長と社員の『共進化』が大事です。 それは、過去の成功例や個々人の正義、あるべき論にとらわれないことが重要です。 なぜあの会社は、大量採用→大量退職から抜け出せたのか かつて若手社員が定着せずに退職が続出していた企業でしたが、あることを取り入れたことで退職率が下がり、定着率が上がりました。 その会社とは、叱りの達人協会(有限会社ハートプロ)叱りの達人 河村晴美氏が人材育成のお手伝いした成功例です。あることというのは、コストゼロ円。今すぐ、誰でも、どんな会社でも取り入れることができます。 それは、ユーモア(人間愛)あるコミュニケーションです。 ユーモア(人間愛)あるコミュニケーションが、人を動かす ユーモアとは、笑いとかウケる会話という意味ではありません。また、人間愛というと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、つまりは「リスペクト」です。 リスペクト・コミュニケーションとは、尊厳を高め合う人間関係のこと コミュニケーションの土台に、相手も自分も思いやる尊敬、尊厳、敬意、礼節をもち接すること。これが、リスペクトコミュニケーションです。普段からのリスペクトコミュニケーションが、パワハラ予防になります。 では、ユーモア(人間愛)あふれるリスペクトコミュニケーションとはどんな会話なのか?河村晴美氏が組織強化のサポートをした企業の一例を示します。 社長と若手社員のユーモアあふれる会話優秀な若手社員:「殿、ご決断を」40歳代の男性社長:「おぬし、やるな」 優秀な若手社員が社長へ「殿、ご決断を」と言い、社長も「おぬし、やるな」と返礼。事業の提案を本気だからこそ、真剣にかつユーモアある会話をしていました。 発展し続ける組織は社長と社員が『共進化』しています。このような組織になるための根底には『リスペクト』があります。 単に馴れ合い、甘えの助長では、強い組織は作れません。かといって、厳しさだけでは、社員は萎縮して、組織は硬直化してしまいます。お互いの尊厳を高め合うコミュニケーションこそが、パワハラ予防にもなるのです。 ]]>