その話題はZ世代部下から嫌われます(NHK出演講師による部下育成のコツ)

【Z世代の若手社員と話して感じることがあります。それは、上司が語る話の内容は「成功ストーリー」より「成長ストーリー」が好まれると言うこと。お笑い芸人オリエンタルランドさんの武勇伝ネタは今でも面白い(笑)。けれども、上司が話す自分語りの武勇伝は単なる自慢。部下の若手社員は白けるし、全く面白くない。これをやってしまうと、部下はどんどん上司との心の距離は広がってしまう。独りよがりの「成功ストーリー」ではなく、「成長ストーリー」を語ってみよう。部下が知りたいのは、上司がかつて若かったビギナーの時に、失敗してもリカバリーして、どうやって這い上がっていったのか?そのプロセスが知りたいのである。上司の失敗談やポンコツネタこそが、部下から共感されて信頼と尊敬を勝ち取ることができるのである。以上、解説は、叱りの達人協会(有限会社ハートプロ)河村晴美氏による。職場のコミュニケーション、部下育成、パワハラ問題などの講演研修、コンサルティングのご相談は、叱りの達人協会公式サイトをご覧ください。https://shikarinotatsujin.com/
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Z世代が退屈する上司の話題がある

Z世代がげんなりする話題があります。特に、上司が気持ちよく語り出したら要注意です。
実は、聞かされている部下は(あ〜、また始まったよ)(もはや、バブル時代は、歴史の教科書の世界なのに)と心の中でつぶやいているかもしれません。

本当は部下は上司のこの話を聞きたい

Z世代の若手社員が上司から聞きたいのは、「成功ストーリー」より「成長ストーリー」です。

成功ストーリー」とは、自分語りの武勇伝。つまり自慢話です。自慢話をされると、部下と上司の心の距離はどんどん離れてしまいます。

上司にとっては華々しい武勇伝ですが、当時の環境や社会背景は現在と異なります。よって、再現性は高くないのです。
つまり、残念ですが、上司の自慢話は、部下の今現在の課題解決には役に立ちません。

では、上司の体験談は、部下育成に役に立たないのでしょうか?

そんなことはありません。むしろ、部下が聞きたいのは、「成長ストーリー」なのです。「成長ストーリー」には、ピンチや失敗を乗り越えたV字回復のプロセスがあります。
ハリウッド映画のヒットするストーリーには型があります。それが、、ヒーローズ・ジャーニー。スターウォーズ、ハリーポッター、スーパーマンなど、大ヒット映画の黄金の型、それがヒーローズ・ジャーニーです。

ヒーローズ・ジャーニーがまさに、成長ストーリーの型なのです。

■Z世代が上司から聞きたくない話
成功ストーリー

■Z世代が上司から聞きたい話
成長ストーリー


部下が恐れずチャレンジしていく人材に育つために、上司は「成長ストーリー」を伝えましょう。ただし、「かつて、私は頑張っていた…」では、部下はがっかりするかもしれません。

昔の自分ではなく、今も変わらず、上司のあなたが挑戦まっただ中であることが、Z世代社員から信頼される大事なポイントです。

経営者、幹部、管理職の皆さんへ
「今も自分と闘っていますか?」

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