相手に華をもたせる叱り方(具体的セリフつき)

社員や部下メンバーへ、いくら大事なことだとしても、相手から「パワハラだ!」と言われたら、指導者も気持ちが萎えてしまいます。 この認識のズレ、ミスコミュニケーションを払拭し、職場の人間関係で信頼構築し、劇的に事業発展に定評のある人材育成コンサルタントがいます。それは、叱りの達人としてNHKなどメディアでよく取り上げてられている河村晴美さん。先日も、河村晴美氏が登壇した、経営者やトップリーダー向けの講演研修にて、ご参加者が前のめりに全体重をかけた瞬間がありました。 それは。河村晴美氏が『叱るとは相手に華をもたせることです!』と言った時でした。 一般的には、叱ると相手は恥をかかされたと感じたり、不愉快や不安を感じることが多いものです。しかし、河村晴美氏は真逆の効果を狙うことこそが、叱る醍醐味だと論じます。 例えば、具体的セリフの一例として、「そのやり方ではあなたの魅力が発揮できていません!」 実は、このメッセージには、相手をアゲるメッセージが内包されているのです。 このように、叱りの達人河村晴美氏は、社長の悩みを受け止め、社員と社長と信頼を繋ぐ組織強化、人材育成を指導しています。パワハラ問題など社会の課題の課題解決に向けて、さらに活動を広げている。パワハラの解説、部下育成や職場コミュニケーションの講演研修コンサルティングの情報は、叱りの達人協会公式サイトをご覧ください。https://shikarinotatsujin.com/
目次

社員や部下メンバーへ恥をかかせてはいけない

社員や部下メンバーへ、いくら大事なことだとしても、本人に恥をかかせてしまったら、反発や反抗されるどころではありません。返り討ちに合います。つまり、報復されるということです。
それが、相手から「パワハラだ!」と言われることです。

対応をミスすると「パワハラだ!」と言われるリスクがある


社長や上司は、せっかく相手のために、あえて苦言を呈したり、厳しいことを伝えたにもかかわらず、相手から「パワハラされた!」と誤解されたら、指導者側だって血の通った人ですからね。気持ちが萎えてしまいますよね。

この認識のズレ、ミスコミュニケーションを払拭し、職場の人間関係で信頼構築し、劇的に事業発展させていくには、コツがあります。

恥をかかせる叱り方/華をもたせる叱り方(具体的セリフの一例)

先日、経営者やトップリーダー向けの講演研修にて、ご参加者が前のめりに全体重をかけた瞬間がありました。 それは。河村晴美が『叱るとは相手に華をもたせることです!』と言った時でした。

一般的には、叱ると相手は恥をかかされたと感じたり、不愉快や不安を感じることが多いものです。しかし、河村晴美は真逆の効果を狙うことこそが、叱る醍醐味だと伝えています。

■NG : 相手に恥をかかせてしまうセリフ
「なんでそんなやり方をしたんだ!だからお前はダメだって言われるんだよ。わかってないな」

上記のようなNGパターンを、あなたはやっていませんか?気づきを与える問いかけのつもり、かも知れませんが、相手は能力さらには人間性まで否定されたと感じます。これでは、相手(社員や部下メンバー)は、あなたから応援されているとは感じません。つまり、上記のNGパターンは、信頼関係を壊してしまうセリフなのです。

■OKパターン : 相手に華をもたせるセリフ
「そのやり方ではあなたの魅力が発揮できていません!」


上記のOKパターには、実は、相手をアゲるメッセージが内包されています。

あなた(社員や部下メンバー)には、仕事には直接関係ないかもしれないけれど、人柄なども含めて、たくさんの魅力がある。それを肯定しています。ビジネス能力に加えて、プライベートで発揮しているスキルや経験、さらに人柄や性格ひっくるめて、本人の魅力です。

魅力=ビジネス能力+才能+性格・人柄+プライベートの経験・実績

あなたは魅力があるのに、それが仕事において発揮されていないのは「もったいないよ!」という、相手を肯定しているメッセージなのです。

相手に華をもたせる叱り方の本質

まとめますと、相手に華をもたせる叱り方の本質とは、あなたは才能が詰まっている。だから、才能の出し惜しみをするなっ!ってことです。

■相手に華をもたせる叱り方の本質
あなたは才能が詰まっている。
だから、才能の出し惜しみをしてはいけない

と、上記のメッセージを、社員や部下メンバー本人以上に、社長や上司が本気で真剣に伝え続けること。これが、叱る指導の本質です。

誰だって、自分の才能を認めてくれて、応援してくれることは嬉しいことです。そんなかけがえのない仲間がいる職場には愛着が湧きます。そして、その職場には、役に立ちたいですし、貢献したくなりますよね。

ぜひ、本コラムが貴社の組織運営にお役に立てれば幸いです。

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