3分で完結!【パワハラ防衛策】あなたのプライドを堅持しながら上司から身を守る方法5選

意地悪な上司を撃退する方法について、頭が良くて、クールでユーモアがあり、論破できる反論の会話を5つ教えてください。という悩み相談がありましたので、その回答として本コラムにて公開します。本コラムの解説している河村晴美氏は、NHKクローズアップ現代に叱りの達人として出演しました。パワハラ対策の専門家として、23年間、年間150回の講演研修を行い、多くの企業や自治体などで人材育成をなさっています。 今回の怒り感情、パワハラ問題、職場コミュニケーションについても、現場指導の実体験からの解説です。 講演研修先のクライアント企業からは、経営者の悩みを受け止め、社員と社長と信頼を繋ぐ組織強化、人材育成の指導に定評があります。パワハラ問題、部下育成や職場コミュニケーションの講演研修コンサルティングの情報は、叱りの達人協会公式サイトをご覧ください。https://shikarinotatsujin.com/

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パワハラ上司に悩む、30代若手リーダーからのお悩み相談

職場にパワハラ上司がいます。いつもマウントしてくるのですが、たまには論破してみたいです。
どうやったら、意地悪な上司を撃退することができますか?

とは言え、できれば穏便にしたいです。なぜなら、私の人事考課や評価するのはその上司なので。
できれば、頭が良くて、クールで、ユーモアで論破できる反論の会話を教えてください

このようなご相談をいただきました。

上司との会話で意地悪や嫌がらせをされることは、非常にストレスがかかりますよね。
ここでは、頭の良さ、クールさ、そしてユーモアを使って、意地悪な上司と対処するための5つの反論を紹介します。

マウントしてくるパワハラ上司をギャフンと言わせる方法5選

マウントしてくるパワハラ上司をギャフンと言わせる方法5選について、基本方針です。

マウントしてくるパワハラ上司への防衛策
基本方針
①流す 
②すかす 
③いなす 
④封じる 
⑤ひっくり返す

それでは、1つ1つ簡単に解説しますね。

パワハラ上司への防衛策 ①流す

相手のネガティブ感情に反応しないことです。怒りに怒りで応酬すると、泥沼化していきます。力で対抗しないことです。武道で言うと「受け流す」という感じです。

パワハラ上司への防衛策 ②すかす 

本当に賢い部下は、上司を動かします。いわゆる、一枚上手でいきましょう。そのためには、相手をうまくその気にさせることです。

パワハラ上司への防衛策 ③いなす 

いなすとは、語源は相撲(すもう)で、急に体をかわして相手をよろめかせることです。
それが転じて、相手の攻撃や追及を軽くかわすことで、相手のエネルギーを散らしたり、よそへ流すことです。

まさに、武道の柔術。相手の力を利用して、相手を負かす。相手自身が尻もちをついてしまう方法です。

パワハラ上司への防衛策 ④封じる 

相手が攻撃してくる前に制することです。相手が技をかけてくる前に「まいりました」と言わしめることです。これは、気迫、畏怖のオーラを放つことです。これは、武道の達人の域ですね。

パワハラ上司への防衛策 ⑤ひっくり返す 

武道では、体格の小さな人であっても、軽々と大きな人を倒すことができます。それは、相手の攻撃してくる力を、てこの原理や「円」の原理を利用して倒すことができるのです。

小さき存在が大きな存在へ挑む。

今も世界から訪れるイタリアのフィレンチェ。そこにはミケランジェロが作った「ダビデ像」が有名です。その「ダビデ像」を作ったモチーフとなったのは、旧約聖書のあるシーン。それは、ダビデが巨体の強敵ゴリアテに戦いを挑み、みごと勝利して、街を守ったというエピソードにあやかり、フィレンシェの街の安全と繁栄のシンボルとして作られたのでした。

ちなみに、弊社の名前はミケランジェロの「ダビデ像」の瞳のハート型を創業の思いを重ねて「ハートプロ」といたしました。1000年を超えて人々を魅了する芸術は、全ての人類にとって至宝。色々な着想を授けてくれますね。

小さき存在が大きな存在へ挑み、情勢を反転させることこそ、愉快・痛快

意地悪な上司と対処するための5つの反論

反論❶「で?」

相手が、自分自身の怒りモードに絡め取られていると、とかく言いたいことが自己主張の沼にハマってしまい、本人自身が何が言いたいのか?わからなくなっていることが多いです。特に、説教しているときこそ、よくハマる沼です。そんな時は、説教されている側が相手の話を要約するよりも、説教している本人に要約していただくのが一番まちがいがありません。

反論❷「つまり、どういうことですか?」

反論①の応用版です。「で?」を丁寧な言葉に変容させた言葉です。話が枝葉末節に広がったので、それを集約させるための問いかけです。「つまり」で問いかけて、要約を促します。上司はきっと、バシッと一言に集約して、部下の心に刺さるメッセージを伝えてくれるはずです。

反論❸「おっしゃる通りですね…」

「おっしゃる通りですね。ただ、私の意見とは違うようです。私は違う意見を尊重しあって、より良い解決策を見つける必要があると思っております。」

この反論は、上司に対して自分の考えを守りつつ、意見の違いを尊重する姿勢を示しています。 同時に、問題解決に向けて協力することを提案しているため、上司が攻撃的になるのを防ぐことができます。

反論❹「あなたを不愉快にしてしまったようで…」

「何か、あなたを不愉快にしまったのならば、謝ります。お伝えしたいことは、感情や気分ではなく、本当に重要なことについて、建設的なディスカッションをしたいと思っております。その点について、あなたのお考えを聞かせていただけませんでしょうか?」

この反論は、相手からの理不尽な嫌がらせを封印させます。また、自分が悪いことを示していないことをことで、上司が攻撃するような行動を控えるよう促すことができます。

反論❺「あなたがおっしゃっていることがよくわかりません…」

「すみません、あなたがおっしゃっていることがよく理解できません。もっと詳しく説明していただけますか?」

上司が何を求めているのか理解できない場合は、率直に申し出ましょう。上司が本当にあなたに伝えたい意思があれば、噛み砕いたり、わかりやすく言い直してくれるはずです。

これらの言葉をそのまま使うのではなく、文脈に合わせてアレンジして使います。
万が一、文脈がそぐわないのに、そのまま使うと相手の怒りに触れる危険性があります。意図をふまえて、言葉をアレンジして使いましょう。

ユーモアとは、人間愛

上司など相手からパワハラされたりマウントされたときは、泣き寝入りすることはありません。誇り高く自分を扱ってください。それは、自分を卑下することでありません。同時に、相手と真正面から対峙してケンカをすることでもありません。

余計な争いにまきこまれないように、あなたが一段上の視点で、うまくかわしてしまいましょう。

稚拙な相手に巻き込まれない

せっかくの才能と貴重な時間は、ぜひあなた自身を活かす活動に使っていきましょう。
上司を敵対視するのではなく、コミュニケーションをとり、うまく相手と関わることで、自分の要求を通すことができます。

そうするためには、不満、不快、不愉快、を人間愛つまりユーモアでまるっと包むことです。
一段上のメタ視点に立つことが、コミュニケーションの達人なのです。

ユーモアとは、人間愛
つまり、笑いで深刻さを包むこと

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