日本テレビ系列KRY山口ラジオ番組に出演して「話さなかった」こと

日本テレビ系列KRY山口放送ラジオ番組『どよーDA』レギュラー出演中。NHKクローズアップ現代にも出演した叱りの達人 河村晴美が、毎月1回、人材育成やコミュニケーションのコツなどについてスタジオのアナウンサーと20分のトークを繰り広げています。
日本テレビ系列KRY山口放送ラジオ『どよーDA』竹重アナウンサーと武藤ひさこアナウンサーとレギュラー出演している叱りの達人河村晴美氏。オンラインでスタジオと楽しくトークを繰り広げて言います。

日本テレビ系列KRY山口ラジオ番組『どよーDA』毎月第一土曜日に、河村晴美が出演しています。

🔸番組コーナー:河村晴美の喝入れさせていただきます!

さて、2023年10月17日(土)のトークテーマ:『ビートルズに学ぶブランディングの極意』について

目次

ラジオ生放送にて『話さなかったこと』

ただ、番組コーナーが20分なので、どうしても語りきれない内容がこぼれてしまうんです。
そこで、きっちりお伝えしたい!想いがダダ漏れしておりますので、こちらのコラムで書かせていただきますね。

2023年10月7日(土)放送分のトークテーマ:『ビートルズに学ぶブランディングの極意』について

今なお、アルバムの売上枚数の歴代トップに君臨していることなど、ビートルズの偉業は数々の逸話やエピソードが残っていますよね。私河村晴美は、こちらの書籍で知りました。

書籍:お金の流れで読み解くビートルズの栄光と挫折
著者:大村 大次郎
出版社:秀和システム

ビートルズが音楽に関する天才的なスキルやアイデアが卓越していたことはもちろんですが、実はプロデュースも秀逸。こちらの書籍は、著者が元財務省(入省当時は大蔵省)のご出身ということで、音楽ではなくお金の流れで紐解いている視点がユニークです。

『ビートルズに学ぶブランディングの極意』ポイント3つお伝えさせていただきました。

『ビートルズに学ぶブランディングの極意』ポイント3つ

①巨人の肩に乗る
②流行をアンチテーゼする
③得意をマネタイズする(シングルよりアルバム。コンサートチケットではなくファンクラブ)

それぞれについて、一言解説します。

ポイント①:巨人の肩に乗る

ビートルズの4人の中で、特にポールとジョンはギターのコード進行の研究に余念がありませんでした。グループ結成したばかりの頃ティーンエイジャーだった時に、遊びに熱中するようにして、さまざまな音楽に触れて、楽譜無しで演奏をしていたそうです。バッハ、ベートーベン、モーツアルトなど、不朽の名作には時代を超えて人々の心に訴えるメロディがあります。それら大いなる叡智の流れを組み入れたからこそ、今でも聞き継がれる名曲を創作することができたのです。

大いなる叡智の流れにのってオリジナルを出す

ポイント②:流行をアンチテーゼする

デビュー当時は、アメリカンロック全盛期でした。ビートルズも、プレスリーをマネしてコピーを演奏していたそうです。そんな中、同時代を代表する二代スターである、同じリバプール出身のローリングストーンズと対比してみましょう。ローリングストーンズのボーカルギター ミック・ジャガーは今でもロックの王様ですね。しかし、実は、ミック・ジャガーはロンドン大学経営学部卒のエリートです。

一方、ビートルズは育ちの良い好印象を持ちがちですが、それは、世界中で受け入れられて愛されるためのイメージ戦略だったのです。イギリスの良家の子息をイメージさせる中高一貫の私学校の制服、マッシュルームヘア、そして演奏を一曲終えるたびに、4人が揃っておじぎをする…など、育ちの良さをイメージさせる演出があったのでした。

ライバルとの差別化でポジションを際立たせる

ポイント③:得意をマネタイズする

好きなことをビジネスにするには、頭を使う必要があります。趣味は自分のためにすれば良いのですが、ビジネスにするためには、つまりマネタイズする戦略が必須です。

ビートルズの場合は、音楽への情熱とスキルは申し分ありませんでした。なぜ彼らが世界のスターになり得たのか?それは、名プロデューサーによる売り出す戦略と戦術が見事にかみ合ったからです。

たとえば、当時はレコードの販売はシングルが主流でした。しかし、ビートルズはアルバムを売ることに注力しました。これができたのは、すべての楽曲がメインになれるほど、見劣りしない名作が作詞作曲のできたからです。

また、ライブのチケットが売れるのはうれしいことですが、実はこれは労働集約型です。演者が稼働しないと売上が上がらない仕組みは、演者の体力などのコンディションやスケジュールなど時間的な制約が阻まれてしまいます。

しかし、ビートルズは、ライブやコンサートのチケットではなく、アルバムの販売はもちろんのこと、ファンクラブという仕組みを発明しました。ライブのチケット代金はアルバムと同額程度に低く抑えました。その代わりに、毎月のファンクラブの課金(現代におけるサブスクリプション)で安定収集を得る仕組みを作りました。

もちろん、ティーンエイジャーがお小遣いで支払える程度の価格に抑えていたので、多くのファンが入ってくれたのでした。

まとめ:華麗なるマネの極意(本質を骨子構造でマネする)

ビートルズの偉業や逸話はまだまだたくさんありますので、ぜひそのエピソードが知りたい方は本書をご覧くださいね。音楽を語るのではなく、紐解いてみる視点こそが、真のマネる極意かなと思っております。

パクるとマネるのちがい

・パクるは、表面をなぞり、やがて陳腐化する
・マネるは、先人また異業種の骨子構造を踏襲し、普遍化させる

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