先日、1日管理職向け研修にて、ご参加者より質問をいただきました。
そこで伝えました、部下メンバーを動かすためのうまい叱り方ついてお伝えします。
厳しく叱ることが苦手な上司こそ『うまい叱り方』のすすめ
ここでいううまい叱り方とは、言いたいことを厳しく伝えてスカッとすることではありません。
相手が、反発・反抗・反逆してくるリスクを発生させずに、相手を動かす方法です。
この方法は、マイルド叱りです。
よって、ビシバシ厳しく指導するのが苦手な方、部下メンバーへ寄り添って成長をサポートしたい人にとって、ムリなく実践可能な方法です。
人の交流も、物理学の法則と同じです。作用・反作用の法則のとおり、キツく当たると反発も大きいです。逆に、柔らかく接すると、相手も身構えません。相手は心を閉じずに、こちらの要望を心をオープンにして受け入れてくれます。
マイルド叱り3ステップ
以下、マイルド叱りの3ステップについて詳しくご説明します。
STEP1は、相手を直接指名せずに抽象的な表現を使うことです。相手を名指しするよりも、一般的な「人間は〜」のような表現を置くことで、相手の心に柔軟に伝わる効果があります。
まして、指を指して「君は!」というと相手は身構えてしまい、この後どんなに良いアドバイスやフィードバックを伝えても、相手はかたくなになってしまったために、心を閉じてしまい、あなたの発言は心に届かなくなってしまうのです。
(例)
NG:また遅刻したな!時間を守ることは社会人の常識だ!(怒)
OK:人は、時に時間にルーズになる時があるね
次に、問題の深刻さを本人に自覚させるために、問いかけを活用します。怒鳴って問題を指摘するのではなく、「今この問題を放置するとどうなると思いますか?」と問うことで、本人自身に考えさせることができます。
(例)
NG:今回で何度目だ!なぜ君は時間を守らないんだ!
OK:今この問題を対処しないとどう思うか?
最後に、上司自身が部下メンバーに対してどのような変化を期待しているのか?相手の立場やメリットを考慮し、言語化して伝えることがポイントです。注意していただきたいことが1つあります。それは、お仕着せ感が匂うと、部下メンバーは白けるということです。
(例)
NG:私は君のために言ってるんだ!(怒)
OK:私は、あなたはもっと周囲から信頼される存在になれると思っているんだ。だから、評価が下がって手抜き仕事は自分の成長の足かせになってるんだよ。 だから、この件に関して改善してほしい
具体的な言葉で伝えることが重要です。
叱る目的を見失ったときの末路
マイルド叱りは、後輩を動かすための効果的な手段の一つです。 よって、叱ることが目的ではありません。あくまでも、叱ることは手段の1つに過ぎないのです。
ただし、叱ることを考えるのではなく、成果を上げるために部下の行動を変えることが大切です。
よって、叱り方もバージョンアップさせる必要があります。
誰のために叱るのでしょうか?
あなた自身の保身や自分の出世の足を引っ張る部下を何とかしたい!と思っているならば、どんなテッパンの成功法則もテクニックも役に立ちません。
部下の成長を願うという一念において、マイルド叱りも本気指導が冴え渡ります。
ぜひ、今回のマイルド叱りを試してみてくださいね。
余談:京都の抹茶カフェで友人に怒られてしまいました
最後に、私のプライベートな話ですが、先日は学生時代の友人と京都へ行ってきました。
久しぶりの再会があまりに楽しみだったので、前日は眠れず、目覚まし時計のアラームを6時に設定したのに、5時に目が覚めすぎてしまいました。
友人と老舗茶寮のカフェでおしゃべりしていたときに、寝不足がたたってしまい、ついうとうと居眠りしてしまったんです。気のおけない友ですので、怒られてしまいました。 で、理由を説明すると、(子どもか!)って呆れられました。(笑)
こんな冗談も本気も遠慮なく言い合える存在って、本当にありがたいですね。
今回の『京都居眠り事件』は、河村晴美が友人へ抹茶セットをご馳走することで問題解消しました(笑)。
うっかりリスペクトを端折ってしまった失敗談です。お役に立てましたら幸いです。