【叱りパワハラ講演76話】ダビデ像のまなざしと社名の由来

過日、お会いした方より言われました。

「貴社の社名である
 ハートプロについて。

 河村さんがハートって
 なんだか意外とフワフワした
 ネーミングなんですね。」

と、交換した名刺をしげしげと
見ながら、社名に興味を
もって下さいました。

社名は、創業者にとっては
起業した理由、思いなどが
詰まっているものです。

なので、着目していただける
のは、本当に嬉しいことですね。

そこで、こうお伝えしました。

ハートの由来は

イタリアの花の都フィレンツェ
にある、ダビデ像の瞳の中の

ハート型から直感を得ました。

ところで、「ダビデとゴリアテの戦い」
をご存じでしょうか?

それは、旧約聖書に出てくる
ワンシーン。

大きな存在であるゴリアテに
勇気果敢に、少年ダビデが
戦いを挑み、みごと勝利する
ストーリーです。

その英雄ダビデが、
フィレンツェに、ルネッサンス
全盛期のミケランジェロに
よって銅像としてこの世に
誕生しました。

ちなみに、ミケランジェロが
ダビデ像を彫刻したときの
エピソードが残っています。

「大理石を掘ったのではない。
 大理石の中に、ダビデ王が
 完全な形で眠っていたんだ。

 自分は、それを掘り出しただけだ。」

と。このお話と似た話が
芥川龍之介作 夢中夜の中の
第三夜の快慶の話と同じです。

この世のものとは思えない製作
する人の魂は、古今東西問わず
同じ思想に行きつくのかも
しれませんね。

さて、話を、弊社ハートプロの
社名の由来について

もう少々お付き合い下さいませ。

「ダビデとゴリアテの戦い」を
現代社会で置き換えると

大きな存在とは、大企業という
ことではありません。

市場の先住民、既存の習慣、常識
などのテーゼに対して、

小さな存在が挑戦し、
風穴を開けて新しい旋風を巻き起こす

また、固定概念を反転させる
きっかけとなるような
アンチテーゼをぶつける。

これが、ゴリアテに戦いを挑む
ダビデの存在なのです。

価値創造のために、着眼、着想
そして、小さき存在が大きく成長する
ことを、組織や個人を応援サポート
する。

これが、弊社ハートプロの
社名に込めた思いです。

そういえば、昔、

「小さな巨人」

という栄養ドリンクがありましたね。

あのように、身近で応援し
元気を届ける存在で

ありたいと存じます。

昨今の社会情勢ですが、
貴社のますますのご発展

そのために、今は変革が
求められています。

その人財育成と組織強化、
さらに、新事業のコンセプト

構築など、後回しせずに、
現実に向き合う時機が

迫られました。

『ダビデのまなざし』は

遠くをしっかり見定めています。

貴社のますますのご発展に
ちいさな弊社の物語が
思考改革の一助になれば
嬉しいです。

さあ、午後からもはりきって
良き仕事を創造しましょう。

ではまた。

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