【パワハラにならない部下育成】なぜ、あなたは部下を動かせないのか?

目次

なぜ、あなたは部下を動かせないのか?

当たり前ですが、叱り方セミナーには、部下をもつ上司の方が参加されます。 参加の動機、目的は 「上手に部下を叱れるようになりたい」 なので、ご参加の方々は、セミナー冒頭から前のめり。 とても積極的で意欲的に「叱り方セミナー」にご参加くださいます。 「うまく叱れる方法を知りたい」 しかし、叱る前に極めて重要なことがあるのです。 それが、信頼関係の構築です。 信頼関係の構築とは、人間関係づくりの土台そのもの。 土台が盤石でないと、せっかくうわものが高価で立派でも、ちょっとした揺れで総崩れになってしまいかねません。 叱る前に、忘れてはいけない仕込みがあります。 それが信頼関係の構築です。 なぜ、必要なのか?というと、それは、部下が心を閉ざさないためです。 部下が心を閉ざしてしまうと、せっかくの上司のアドバイスも、もう心には入りません。 まして、上司がエネルギーをかけて叱っても、全部ムダ。 徒労に終わるどころか、真逆の作用つまり「心が折れた」とか「パワハラされた」とか言われてしまうのです。 部下が心を開いているか、閉ざしてしまったか。 これを軽んじていると、思いがけないしっぺ返しを受けてしまうのです。 ぜひ、気をつけましょう。

なぜ、部下をほめても心に刺さらないのか?

部下が上司のあなたに心を閉ざさないために、どうしたら良いでしょうか? 多くの人は 「相手をほめる」 つまり、承認することでしょう。 しかし、単にほめても部下の心には響きません。 むしろ、悪影響を及ぼす危険があるのです。 それは、 何についてほめられているのか、わからない からです。 つまり、ほめた内容が特定されていないということです。 「いや、そんなことはない! ◯◯について、とテーマを絞って伝えている」 そうあなたは言うかもしれません。 しかし、実は伝えていないことがあります。 それが、 状態について です。

事例:部下が提案書を再提出していたとき

・提案書の再提出、ありがとう ・提案書の再提出、ご苦労さん ではなく ・提案書を期日より前倒しで提出してくれて、ありがとう ・前回からの修正箇所を赤字で示しているので、わかりやすいね ・1枚サマリー(要約書)が明快で秀逸だね。追加してさらに良くなったね ✅部下の心を開くメッセージ
良い方向へ動いている状態の変化を言語化する

「叱り」が機能するための土台作り

部下が心を閉ざしてしまうと、どんなに上司が重要な指摘やすばらしいアドバイスをしたとしても、部下の心には入っていきません。 上司のあなたが正しさを振りかざしても、単に空振りするだけです。

「正しさ」が相手を動かす正解ではない

まじめな上司ほど「正しさ」が正解と考えがちです。 しかし、残念ながら「正しさ」で相手は動かないのです。 それは「まじめな人が仕事ができるとは限らない」ことと同じです。 上司の仕事は、部下を動かし、成果を上げることです。 そのゴール達成のためには「叱る」ことは選択肢の1つに過ぎません。 ゴール達成に大事なことは「部下が動いてくれる」ことです。 上司の「正しさ」は、単にあなたが握りしめている固定概念です。 あなたの固定概念を手放して、部下とともにゴールの達成を目指していきませんか? 叱りの達人 パワハラ対策専門家 河村 晴美
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