【怒りに巻き込まれない方法】 今すぐ距離をおく方法

こんにちは。
叱りの達人こと河村晴美です。

さて、世の中世知辛くなったのか、街中でよく怒っている人を見かけます。

職場の場合は、怒る人は、パワハラと言われかねません。

怒る人の近くにいると、巻き込み事故つまり八つ当たりの標的にされたりします。

これって、本当に迷惑な話ですよね。

「NO!」ときっぱり言えるならばストレスは抱えないのですが、なかなか強く出れないという場合もありますよね。

さて、そのような時、どうするか?

それは、まずは、距離をおくことが得策です。

怒る人から距離をおくとは、逃げるが勝ちなのか?

いえいえ、逃げるのではありません。

避けることでもありません。

怒っている人を、メタ認知するのです。

メタ認知とは何か?

メタとは、~を越えて、などの意味。

なので、ここで言うと、

怒っている人を俯瞰するってことです。

怒り発動の根本、また怒り感情の噴出の背景を分析するんです。

怒っている当人の環境や状況分析について、まるごと根っこから分析するためには、近くにては全体像は把握できません。

なので、背景もひっくるめて全体分析するためには、離れて、遠目に見る必要があります。

こうすると、おのずと、怒っている当人と物理的に距離を置く事になりますよね?

心理的にも離れて、今の状況を冷静に客観視できるようになるのです。

こうして、まずは、自分の心身の安全確保をしましょう。

火の粉が降ってこない場所に、すみやかに移動するということです。

その上で、怒っている当人を、丸ごと冷静に分析してみる。

すると、その人が「怒る」背景として、何があるのかが見えてきます。

そう、「何が、彼(彼女)を怒らせているのか?」

突き詰めて考えると、そこにあるのは、当人の

  劣等感

です。

当人の劣等感を刺激するような出来事、または人からの刺激があったため、過剰反応したのです。

その過剰反応が、自分自身に向けば、意気消沈、自己嫌悪、自信喪失になっていきます。

一方で、自分の劣等感の根本原因に向き合う発想や思考がない、度量がない場合は、そのネガティブな感情は、そのまま他人へ向かいます。

それが、他者への攻撃となり「怒る」行為となって発散しているのです。

これは、はた迷惑ですね。

自分の感情処理ができないというのは、社会人として信頼されません。

まして、怒りをぶつけている対象者が、

■自尊心の低い人の場合は、
  ⇒ 相手は委縮します。

■自尊心の高い人の場合は、
  ⇒ 怒っている当人を冷ややかに見ています。

(自律心の低い人だなあ・・・)と。

組織、職場をイメージしてみて下さい。

自尊心の低いメンバーでしたら、自信消失してしまうので、指示待ちだったりして自発駅行動が少なくなることでしょう。

翻って、自尊心の高いメンバーであればどう思うでしょうか?

怒っている当人への信頼、尊敬する気持ちは萎えることでしょう。

いずれにしても、協力しあう仲間とは想像しにくいです。

また、このような関係性で、目標実現するために力を合わせようとするでしょうか?

信頼関係構築とは、ほど遠いですね。

大事なことなので、もう一度抑えておきましょう。

何が、怒る感情の背景にあるのか?

「怒る」行為をそのまま他者へぶつける行為は、劣等感の発露です。

図らずも、自分を律することができないということが

周囲からの評価になってしまっていることに気づいていない。

思わず、怒りたくなるのは、人間ですからどうしたってあります。

喜怒哀楽の感情は、情動発散ですから、エネルギーの起爆剤として、有効活用すれば、素晴らしい発奮材料になります。

しかし、使い方を間違えると、自分の評価が下がり、最悪は孤軍奮闘になりかねません。

これでは、プロジェクトやチームで仕事をする場合には、仕事の成功は無いでしょう。

一方で、叱るにも、見落としてはいけない「正しい叱り方」があります。

「正しい叱り方」を行えば、相手が成長し、結果が出る。成果が上がる。

「正しい叱り方」とは、相手の自発性を引き出し、相手が結果を出すことにフォーカスした応援することです。

その方法を実践すれば、「パワハラ」と言われることはなくなるはずです。

 

我流の「叱り方」で、大切なメンバーを練習台にしないことです。

ではまた。

(追伸) 毒キノコの本の著者もキノコ学会の方でした。

世の中、色々な学会があるものですね。

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■河村晴美の信条

叱りの達人協会 河村晴美は

『知と美と誠実さ』 を重んじる

組織と個人の成長発展をお手伝いしております。

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