無自覚パワハラ上司のための部下からのサインまとめ9選

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形状記憶されている上司たち

2021年現在、上司である方々が若かりし時、どのような職場環境だったかというと… ・上司の背中を見て学ぶ ・怒られることが当たり前 ・メンタルが弱い部下のほうが悪い 確かに、上記の環境が合わなかったタイプの人もいました。 しかしながら、現在の上司たちは厳しい職場環境の中に適応し、生き残り、能力を発揮したことで、組織で出世してきたのです。 この成功体験が、記憶に張りつき形状記憶されているのです。 ただし、ただし…です。 当時と今は時代の社会構造が変わりました。

Z世代、ミレニアム世代とは

1995年以降に生まれた年代は、Z世代、ミレニアム世代と言われています。

*Z世代

1996年から2015年の間に生まれた世代と定義されています。 デジタルが当たり前の時代に生まれてきたことから「デジタルネイティブ」とも呼ばれます。 2020年に5歳から24歳を迎え、世界全体では人口の4分の1を占める世代です。 日本においては、令和のスタートと共に社会に飛び出し新しい時代を切り開く世代です。

*ミレニアム世代

1980年から1995年の間に生まれた世代と定義されています。 2020年に25歳から40歳を迎える世代です。 デジタルの台頭とともに成長した世代です。 インターネット環境の整備が飛躍的に進んだ時代に育ったので、情報リテラシーに優れ、インターネットでの情報検索やSNSを利用したコミュニケーションが日常です。 彼ら彼女たちはインターネットが当たり前の時代で成長してきたので、仕事を覚える方法も、上司やベテランからの口伝(くでん)では無く、動画で視覚と聴覚で真似して学ぶことが日常化しているのです。

「パワハラかも?」形状記憶は外部環境でアップデートする

成功体験を捨てることは、なかなかできることではありません。 人によっては、仕事の成功が自分のアイデンティティになっている場合もあります。 しかし、人はいつだって変わることができるのです。 ・どうなってるんだ!!! ・こんなこともできないなんて、人間やめろ! ・やる気あんのか!? 上記の発言は、昔は日常会話だったかもしれません。 しかし、現代では、パワハラ的発言です。 「そんなこと言っても部下はわかってくれている」 それが通用するかどうかは、部下のリアクションを観察しましょう。 部下が上司へ面と向かって 「それ、パワハラですよ」 ハッキリ言ってくれる場合は、むしろ朗報です。 逆に、なかなか言えない部下は心に溜め込んで、何かをきっかけに臨界点を超えて、メンタルダウンしたり、パワハラ問題に炎上していくのです。 上司は、部下のサインを見逃さないようにしましょう。 なお「なぜ、怒りの感情が湧いてくるのか?」 詳しく知りたい方へは、こちらのコラムで解説しています。

【怒りを止めるな!】でも、怒りの感情がコントロールできないと人生が破滅する

無自覚パワハラ上司のための部下からのサインまとめ9選

上司が形状記憶されたままに、無自覚に行ったパワハラを、部下が何も言わなかったとしても、それは、嵐の前の静けさだと認識しましょう。 危険回避は、ヒヤリハットで防ぐことができるのです。 部下の声なき声「それ、パワハラですよ」のサインを読み解きましょう。 ✅無自覚パワハラ上司のための部下からのサインまとめ9選 部下は自分を謙遜しているように見えますが、ハッキリものを言わない世代にとって、精一杯の「やめてください」のサインです。
1「能力不足でご迷惑をかけて申し訳ございません」
2「私の飲み込みが悪いせいでイライラさせてすみません」
3「もっと打たれ強くなるにはどうすればいいんでしょう」
直接、上司へクレームを伝えています。
4「○○さんらしからぬお言葉で驚きました」
5「うーん、それは令和的にはアウトですよ」
6「黙っているからと言って許しているとは限りませんよ」
外部因子をサポーターとして、上司をたしなめている表現です。
7「コンプライアンス的にどうでしょうね」
8「場合によっては大問題になりそうですね」
9「Twitterに書いたら5秒で炎上しそうですね」
以上、上司は部下の危険サインを読み取ることで、自分の形状記憶された常識をアップデートしていきましょう。 叱りの達人 パワハラ対策専門家 河村 晴美
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