相手に華をもたせる叱り方(具体的セリフつき) 2023 4/09 叱り方 2023年2月2日2023年4月9日 目次社員や部下メンバーへ恥をかかせてはいけない 社員や部下メンバーへ、いくら大事なことだとしても、本人に恥をかかせてしまったら、反発や反抗されるどころではありません。返り討ちに合います。つまり、報復されるということです。それが、相手から「パワハラだ!」と言われることです。 対応をミスすると「パワハラだ!」と言われるリスクがある 社長や上司は、せっかく相手のために、あえて苦言を呈したり、厳しいことを伝えたにもかかわらず、相手から「パワハラされた!」と誤解されたら、指導者側だって血の通った人ですからね。気持ちが萎えてしまいますよね。 この認識のズレ、ミスコミュニケーションを払拭し、職場の人間関係で信頼構築し、劇的に事業発展させていくには、コツがあります。 恥をかかせる叱り方/華をもたせる叱り方(具体的セリフの一例) 先日、経営者やトップリーダー向けの講演研修にて、ご参加者が前のめりに全体重をかけた瞬間がありました。 それは。河村晴美が『叱るとは相手に華をもたせることです!』と言った時でした。 一般的には、叱ると相手は恥をかかされたと感じたり、不愉快や不安を感じることが多いものです。しかし、河村晴美は真逆の効果を狙うことこそが、叱る醍醐味だと伝えています。 ■NG : 相手に恥をかかせてしまうセリフ「なんでそんなやり方をしたんだ!だからお前はダメだって言われるんだよ。わかってないな」 上記のようなNGパターンを、あなたはやっていませんか?気づきを与える問いかけのつもり、かも知れませんが、相手は能力さらには人間性まで否定されたと感じます。これでは、相手(社員や部下メンバー)は、あなたから応援されているとは感じません。つまり、上記のNGパターンは、信頼関係を壊してしまうセリフなのです。 ■OKパターン : 相手に華をもたせるセリフ「そのやり方ではあなたの魅力が発揮できていません!」 上記のOKパターには、実は、相手をアゲるメッセージが内包されています。あなた(社員や部下メンバー)には、仕事には直接関係ないかもしれないけれど、人柄なども含めて、たくさんの魅力がある。それを肯定しています。ビジネス能力に加えて、プライベートで発揮しているスキルや経験、さらに人柄や性格ひっくるめて、本人の魅力です。 魅力=ビジネス能力+才能+性格・人柄+プライベートの経験・実績 あなたは魅力があるのに、それが仕事において発揮されていないのは「もったいないよ!」という、相手を肯定しているメッセージなのです。 相手に華をもたせる叱り方の本質 まとめますと、相手に華をもたせる叱り方の本質とは、あなたは才能が詰まっている。だから、才能の出し惜しみをするなっ!ってことです。 ■相手に華をもたせる叱り方の本質あなたは才能が詰まっている。だから、才能の出し惜しみをしてはいけない と、上記のメッセージを、社員や部下メンバー本人以上に、社長や上司が本気で真剣に伝え続けること。これが、叱る指導の本質です。 誰だって、自分の才能を認めてくれて、応援してくれることは嬉しいことです。そんなかけがえのない仲間がいる職場には愛着が湧きます。そして、その職場には、役に立ちたいですし、貢献したくなりますよね。 ぜひ、本コラムが貴社の組織運営にお役に立てれば幸いです。 ]]>