【警視庁公安部で講演】部下育成の極意『リスペクトフィードバック』と宮本武蔵「観見の目」

皆様、こんにちは。叱りの達人、河村晴美です。

2026年10月9日、警視庁公安部様にお招きいただき、「部下育成コミュニケーション」をテーマに講演を行ってまいりました。

常に極度の緊張感と高い専門性が求められる、社会の安全を守る最前線の現場。
そのような厳しい環境下において、上司と部下の信頼関係をいかに構築し、部下の能力を引き出していくか。

今回はそのヒントとして、宮本武蔵が著書『五輪書』の中で説いた相手を見抜く極意「観見(かんけん)の目」を事例に、私が提唱する『リスペクトフィードバック』の重要性についてお話しさせていただきました。

部下育成に活かす
宮本武蔵著書『五輪書』の『観見(かんけん)の目』

目次

現代のマネジメントに不可欠な部下育成の極意『リスペクトフィードバック』とは

部下を指導する際、ただ厳しく叱るだけでは相手の心に響きません。
相手の人間としての尊厳を守り、置かれている状況や感情に深く寄り添いながら行うアプローチこそが、私の提唱する『リスペクトフィードバック』の根幹です。

この『リスペクトフィードバック』の質を高めるために非常に有効なのが、宮本武蔵が真剣勝負の中で培った「観の目強く、見の目弱く」という教えです。

見(けん)の目(弱くするべきもの)
肉眼で、表面的な現象や動きを捉えること。
日常のマネジメントにおいては、相手の表情、言葉尻、目先のミス、表面的な態度などがこれにあたります。

観(かん)の目(強くするべきもの)
心眼で、物事の本質や背景、相手の意図を洞察すること。
相手がなぜその言葉を発したのか、ミスの根本原因は何か、その態度に隠された本当の感情(不安や焦り)は何かを見抜く力です。

表面的なミスではなく背景を洞察する『リスペクトフィードバック』の実践

例えば、部下メンバーがケアレスミスを繰り返したとします。

この時、「見の目」だけで部下を見てしまうと、「なぜこんな単純なミスをするんだ!」「確認不足だ!」と、目に見える『ミスという現象』だけを責めてしまいます。
これは単なる感情的な怒りであり、『リスペクトフィードバック』からは程遠く、部下は萎縮するか反発するだけになってしまいます。

しかし、育成上手な上司は「観の目」を強く持ちます。
「いつもは確実な仕事をする彼が、なぜこのミスを繰り返すのか?」と背景を洞察するのです。
すると、「新しいプロジェクトの重圧でキャパオーバーになっているのではないか」「実は家庭の事情で睡眠不足なのではないか」、あるいは「仕事の目的を根本から誤解しているのではないか」という『本質』が見えてきます。

相手の尊厳を守り、成長を促す『リスペクトフィードバック』の力

「観の目」を持って見抜いた上で指導するからこそ、「君らしくないな。今、何か抱え込んでいるんじゃないか?」という、相手の心に真っ直ぐ届く本質的な言葉を投げかけることができます。

相手を変えようとするなら、まずは表面的な「見の目」を弱め、相手の背景を深く洞察する「観の目」を強く持つこと。この視点を持つことで、単なるダメ出しではない、真の『リスペクトフィードバック』が実現します。

講演を通じて、参加された皆様が熱心に耳を傾け、深く頷いてくださる姿に、私自身も大きな刺激をいただきました。

観(かん)の目強く、見(けん)の目弱く

部下育成に悩むリーダーの皆様、ぜひ今日から「観の目強く、見の目弱く」を意識し、愛のある『リスペクトフィードバック』を実践してみてください。
指導の質が、そして部下との関係性が劇的に変わるはずです。

講演・研修・メディア取材のお問合せは、こちらをクリックして進んでくださいませ。

講演終了後に、警視庁資料室をご案内いただきました。
人気キャラクターのピーポくんとの記念撮影をご一緒しました。最高の笑顔です(笑)



よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次